ベルガー「F1タイトル争いは最後まで決まらない」——アントネッリの59ポイントリードも油断できず
キミ・アントネッリはチームメイトのジョージ・ラッセルに59ポイントのリードを持って夏休みに入った。しかしF1レジェンドのゲルハルト・ベルガーはタイトル争いがまだ全く終わっていないと確信している。
アントネッリの快進撃
シーズン前、多くのブックメーカーはタイトル候補として2019年からメルセデスに在籍するラッセルを筆頭に挙げていた。しかし実際には、F1参戦2年目のボローニャ出身の19歳が驚異的な走りでリーダーに立っている。ラッセルは不運にも何度も見舞われた。カナダGPでは首位走行中にパワーユニットが故障し、モナコではドライブスルーペナルティを受けている。それが59ポイント差の大部分を説明する。メルセデスの支配が決定的になり、争いの焦点がガレージ内へ移っていく過程は、カナダGPの分析記事で詳しく論じている。
さらに注目すべきはラッセルがアントネッリの最初の追走者ですらないことだ。前メルセデスドライバーのルイス・ハミルトンがフェラーリで50ポイント遅れの2位につけている。
ベルガー「最後まで賭けない」
F1で210回スタート、10勝を誇る66歳のベルガーはこう語った。「これがF1だ。トップチームにいれば、常に急成長するチームメイトと戦うことになる。ルイス・ハミルトンも速さという点でシャルル・ルクレールとは別のチームメイトを望む時があると確信している。ジョージはアントネッリから警鐘を鳴らされた。アントネッリはどう見ても相当に特別なドライバーだ。本当に全力で攻めており、限界にいることが見て取れる」
タイトル候補のどちらにもお金を賭けないと語るベルガーは、昨シーズンの展開を引き合いに出した。「一方は若き野武士でリスクを取る。もう一方ははるかに経験豊富でボールを打ち返してくる。昨年も当初はオスカー・ピアストリがランド・ノリスを上回るように見えたが、ノリスは流れを変えてタイトルを獲得した。F1では何もかもがオープンだ。最後までそうであり続ける」
残りシーズンに向けて

ハミルトンとフェラーリが直近3戦中2勝を挙げて台頭してきた今、選手権争いは3者の戦いという性格を強めている。59ポイントという数字は大きく見えるが、F1の歴史はより大きなリードが逆転されてきた例に満ちている。夏休み明けの後半戦、ザントフォールトから最終戦までの一戦一戦が、アントネッリの戴冠を現実にするか、それとも最後の一戦まで決まらない戦いを作り上げるかを決めていく。残り全戦の日程と日本時間のセッション開始時刻は、F1 2026年カレンダー・全24戦日程で随時更新している。
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