【イタリアGP FP1】ルクレールが首位タイムを記録! ハミルトンが2位に続きフェラーリが地元で最高の好発進—岩佐歩夢もレッドブルで実戦走行
2026年F1第13戦イタリアGPが、高速の聖地として知られるモンツァで幕を開けた。週末最初のセッションとなったフリー走行1回目(FP1)では、地元グランプリを迎えたスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録し、チームメイトのルイス・ハミルトンが2位に続いたことで、フェラーリがワンツー体制という最高の形でセッションを締めくくった。
酷暑のモンツァでスタートしたFP1と序盤の攻防
路面温度が50度を超え、気温も30度に達する過酷な熱気の中で行われたFP1では、セッション開始とともに全車が一斉にコースインを果たした。
レッドブルではマックス・フェルスタッペンに代わりジュニアドライバーの岩佐歩夢がステアリングを握り、大型エアロレイクを装着した状態でハードタイヤによるデータ収集を開始した。
一方、前戦に続きレッドブルのシートに座るリアム・ローソンは、序盤からソフトタイヤを投入して1分24秒383をマークし、一時セッションの首位に立った。しかし、ミディアムタイヤを履くマクラーレンやフェラーリ勢が即座にタイムを塗り替え、トップ6がわずか0.187秒差の中にひしめく大混戦の滑り出しとなった。
ハータのマシントラブルによる赤旗中断
セッション開始から約20分が経過した頃、キャデラックのコルトン・ハータのマシンに油圧系の不具合が発生した。
ハータのマシンはコース上でギアが入ったまま停止してしまい、マーシャルによる回収作業を行うためにセッションは赤旗中断となった。この中断により、各チームは10分近くにわたってピットでの待機を余儀なくされた。
フェラーリの低ドラッグ仕様が威力を発揮し1-2体制へ
残り約30分でセッションが再開されると、メルセデスのジョージ・ラッセルが新品のソフトタイヤで1分23秒312を叩き出して一時トップに立った。
しかし、ミディアムタイヤで走行を続けるフェラーリ勢が圧倒的なスピードを見せることとなる。ルクレールが1分23秒008を出してトップに躍り出ると、ハミルトンも最終セクターでのスリップストリームを活かして0.173秒差の2位へ浮上した。
モンツァ特有の空気抵抗を極限まで減らしたセッティングと可変リアウイングの調整が見事にハマり、地元のティフォシが見守る前でフェラーリが完璧な速さを示した。
角田の走りと中盤戦の攻防
レーシングブルズからFP1に出走した角田裕毅は、セッション序盤にコース上でスロー走行していたアルピーヌのポール・アロンに遭遇し無線で不満を漏らす場面があったものの、与えられたアセスメントプログラムを確実にこなした。
トラフィックの影響を受けつつもミディアムタイヤを中心に周回を重ね、10番手付近のタイムを記録した。チームメイトのアーヴィッド・リンドブラッドがトップ10圏内のタイムを出していることから、チームとしてモンツァでの戦いに十分な手応えを得ていることが伺える。
FP2に向けた注目ポイントと今後の展望
FP1では選手権首位のキミ・アントネッリがパワーユニット交換のために週末の後方スタートが決まっているほか、マックス・フェルスタッペンやセルジオ・ペレスなど4名のドライバーが走行を見送った。
決勝レースはミディアムとハードを繋ぐ1ストップ戦略が予想されているが、53度まで上がった路面温度の中で各タイヤの落ち幅がどう変化するかが今後の焦点となる。
手の内を隠しているメルセデスやリアウイングのテストを継続するマクラーレンを含め、FP2に向けてさらに激しいポジション争いが繰り広げられることが期待される。
F1セッション結果一覧
| 順位 | ドライバー | チーム | タイム | トップとの差 |
| 1 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:23.008 | 0.000 |
| 2 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1:23.181 | +0.173 |
| 3 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:23.312 | +0.304 |
| 4 | リアム・ローソン | レッドブル | 1:23.433 | +0.425 |
| 5 | アンドレア・キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:23.644 | +0.636 |
| 6 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:23.719 | +0.711 |
| 7 | アーヴィッド・リンブラッド | レーシングブルズ | 1:23.802 | +0.794 |
| 8 | ガブリエル・ボルトレート | アウディ | 1:24.006 | +0.998 |
| 9 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1:24.028 | +1.020 |
| 10 | ポール・アーロン | アルピーヌ | 1:24.177 | +1.169 |
| 11 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1:24.184 | +1.176 |
| 12 | 角田裕毅 | レーシングブルズ | 1:24.571 | +1.563 |
| 13 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:24.626 | +1.618 |
| 14 | オリバー・ベアマン | ハース | 1:24.646 | +1.638 |
| 15 | ルーク・ブラウニング | ウィリアムズ | 1:24.740 | +1.732 |
| 16 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ | 1:24.827 | +1.819 |
| 17 | 岩佐歩夢 | レッドブル | 1:24.873 | +1.865 |
| 18 | エステバン・オコン | ハース | 1:25.852 | +2.844 |
| 19 | バルテリ・ボッタス | キャデラック | 1:25.984 | +2.976 |
| 20 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:26.066 | +3.058 |
| 21 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1:26.072 | +3.064 |
| 22 | コルトン・ハータ | キャデラック | 1:29.922 | +6.914 |
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