キャデラックがF1参入準備を加速、ペレスも間もなく本格始動
キャデラックは1月のウィンターテストまでに専用マシンをまだ用意していないが、このアメリカチームは暫定的な解決策を見つけた。2026年に予定されている最初のF1シーズンに備え、2年落ちのフェラーリを使用することになる。
来年キャデラックでドライバーを務めるセルジオ・ペレスは、チームが11月に複数のプライベートテストセッションを実施することを認めた。
「11月にいくつかのテストセッションを予定している」とペレスは説明した。「メカニックやエンジニアと協力できるので、彼らにとって非常に有益だ。チーム全体が今シーズン早期の1月に始まるテストプログラムに向けて準備を整えることがで切る。そのテストプログラムではすでに100パーセントの状態にある」
フェラーリは、アメリカのメーカーがF1に参入する上で重要な段階となる2026年シーズンに向けてキャデラックにエンジンを供給する予定だ。

すでにあらゆる契約から解放された彼は、この新たな挑戦の準備に全面的に関与している。ペレスは最近、シャーロットにあるキャデラック本社とシルバーストーンの技術施設を訪れ、エンジニアたちと会い、初めてシミュレータで周回を重ねることができた。
「自分の意見に耳を傾け、サポートし、感謝してくれるチームを持つことは常に素晴らしいことだ。これはすべてのドライバーが夢見るものだ」と彼は付け加えた。
メルセデスはボッタスの移籍に反対しなかった。
ペレスには、2026年にバルテリ・ボッタスが加わることになる。現在メルセデスのリザーブドライバーを務めるボッタスは、ブラックリーチームがキャデラックとの予想される協力に反対しないことをクラッシュ・ネットに認めた。
「話し合いが行われた。グレアム(キャデラックチーム代表のロウドン)とトト(メルセデスチーム代表兼最高経営責任者のウォルフ)も話し合いを持ったと思う」とボッタスは説明した。「メルセデスはこの移行において本当に私をサポートしてくれているので、彼らが私を妨げることは決してないと思う」
フィンランド人ドライバーはすでにオンラインを含むキャデラックとの数回の会合に参加しており、シルバーストーンの施設を訪問したことを認めた。
「もちろん1月にキャデラックからスタートすることになるが、それまでにすでにあちこちでいくつかのことができるようになるかもしれない」と彼は明かした。「メルセデスとキャデラックは今週末(シンガポールグランプリ)にシミュレータに関して話し合うことになると思う」
グリッドの11番目のチームとしてデビューするキャデラックは、アメリカのメーカーがF1にフルタイムで復帰する2026年シーズンに向けて準備を強化している。
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