カナダGPフリー走行:アントネッリ最速、アルボンがマーモットを轢いてしまい赤旗
好天に恵まれたモントリオールでのフリー走行は、赤旗3回という波乱の展開となった。選手権リーダーのキミ・アントネッリが最速タイムを記録し、フェルスタッペンは5番手。アレックス・アルボンがマーモットを避けようとしてウォールに激突するというハプニングも起きた。
各チームのアップグレード状況
多くのチームが新パーツをモントリオールに持ち込んだ。メルセデスはフロントウイングからディフューザーまで広範なパッケージを投入。マクラーレンも今季2回目のアップグレードを導入し、ハースは今季初の大型パッケージとしてサイドポッドからリアサスペンションまで全面刷新した。一方フェラーリとアストンマーティンは新パーツなしでの参加となった。
波乱の60分
気温16度という好条件でスタートしたが、すぐにトラブルが続出した。コラピントが「アクセルが反応しない」とエンジントラブルを訴えてピットに帰還しエンジン交換。ローソンはパワーステアリング喪失でストップし赤旗となった。
最大のハプニングは24分後に訪れた。アルボンがターン6と7の間でマーモットを避けようとしてウォールに激突した。アルボン本人は無事だったが、マシンは大きなダメージを負った。なおアルボンはグリッド上で最も動物好きなドライバーとして知られている。FIAはセッションを15分延長すると発表した。
セッション後半の展開
延長後、ラッセルはソフトタイヤでアントネッリに0.142秒差まで迫ったが、最終アタックで第1コーナーでスリップし軽くウォールにタッチ。終盤にはオコンがノーズとフロントウイングをウォールに擦り付けて再度赤旗となった。オコンは序盤から「マシンのバウンシングがひどい」と訴えていた。
最終結果はアントネッリ、ラッセル、ルクレール、ピアストリ、フェルスタッペンの順。フェルスタッペンは「ステアリングが突然重くなった」「ディファレンシャルが開くような感覚がある」と不安定な挙動を訴えていた。
2026年F1カナダGP フリー走行1回目 結果
1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分13秒402
2.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分13秒544
3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分14秒176
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分14秒355
5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分14秒366
6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分14秒799
7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分14秒963
8.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分15秒452
9.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分15秒698
10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分15秒863
11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分16秒214
12.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分16秒253
13.エステバン・オコン(ハースF1チーム) – 1分16秒497
14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分16秒642
15.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分16秒660
16.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分16秒809
17.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分16秒978
18.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分17秒431
19.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) – 1分17秒770
20.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1) – 1分17秒868
21.セルジオ・ペレス(キャデラックF1) – 1分17秒926
22.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – タイムなし
