【マイアミGP後】メキース代表、相次ぐ人材流出にも動じず「タレントを育て、引きつける環境を作ることが最優先」
レッドブルのローラン・メキース代表が、近年続く優秀な人材の流出について冷静な姿勢で語った。最近ではジャンピエロ・ランビアーゼ氏のマクラーレン移籍が話題となったが、メキース氏は揺るぎない人材戦略を示した。
ニューウェイ氏から始まった人材流出の連鎖
エドリアン・ニューウェイ氏がチームを離れた後もトップレベルのレースカーを作り上げる力を持つレッドブルは、常に優秀な人材が他チームの標的となる。
ここ数年の主な離脱を振り返ると、ロブ・マーシャル氏が2023年にマクラーレンへ移籍。ウィル・コートニー氏が2024年にマクラーレンのスポーツディレクターに転じた。そして今回、マックス・フェルスタッペンの右腕として長年チームを支えてきたレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼ氏が、2028年からマクラーレンのチーフレースディレクターに就任することが発表された。

「3〜4年前から続いている事実」―メキース氏が率直に認める
メキース氏はこの現実を率直に認めた上で、チームとしての対応策を明確に示した。
「これは3〜4年前から続いている。だから、パドックで最高レベルの人材を引きとめ、育成し、引きつけられる環境を作ることがチームの最優先事項となっている」
人材戦略の軸は内部育成―しかし、外部補強も辞さない
メキース氏が示した人材戦略の基本軸は内部育成だ。
「可能な限り、社内での昇進・人材育成を目指している。ここ数年で多くの優秀な人材を輩出してきたことを誇りに思っているし、それを続けていきたい」
同時に外部からの補強も必要に応じて行う姿勢も明示した。
「特定のスキルや経験を持ったスタッフがパドックの競合チームにいると判断すれば、もちろんチームに迎え入れる。最高のチャンスを与え、別の方法で強化が必要なら、それもやるよ」
マイアミでの復調が示した組織力
人材流出が続く中でも、日本GPとマイアミGPの間の空白期間にレッドブルは大きな前進を果たした。フェルスタッペン自身も「シーズン最初の3戦よりもマシンのフィーリングが改善された」と認めており、特定の個人に依存しない組織としての底力を改めて示している。
人が去っても組織は前進する。メキース氏が示したレッドブルの人材哲学は、まさにその実践だ。
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