ルクレール、オランダでの悲惨もモンツァでのフェラーリの力に期待

シャルル・ルクレールは、イタリア・グランプリが近づく中、フェラーリへの期待をまだ諦めていない。オランダでの週末は悲惨なものとなった。ルクレールとチームメイトのルイス・ハミルトンは2台揃ってのリタイアに見舞われた。それにも関わらず、ルクレールはフェラーリのホームレースであるモンツァでサプライズが起こりうると考えている。
ザントフォールトでは、フェラーリがシーズン最悪のシナリオの一つを経験した。ルイス・ハミルトンが23周目にクラッシュの犠牲となり、53周目にはルクレールがメルセデスのキミ・アントネッリの追突によって壁へ衝突した。フェラーリのドライバー自身が「シーズン最悪の金曜日」と表現した後の残酷な結果だった。チームは週末の初めから技術的および セットアップの困難を抱えていた。
状況は予選でわずかに改善され、ダブルポイント獲得への希望が見えていた。しかし、レース中のアクシデントがこれらの野望を打ち砕き、年間最も期待される一戦を前にスクーデリアを厳しい状況に追い込んだ。
2024年にモンツァで勝利を収めたルクレールは、オスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレンに対する1ストップの大胆な戦略を用いることで、連年勝利への希望を失っていない。「オランダは確かに我々にとって最悪だったが、モンツァは特別なサーキットだ。まだ何も決まっていない」と彼は語った。
そのため、フェラーリはホームレースに慎重に臨むものの、昨年同様、予想外の展開が自分たちに有利に働く可能性があるという確信も抱いている。
「それぞれの状況でポジティブな側面を見つけることもできるが、今週末をただ残念な週末としておく」とルクレールはメディアに語った。「フリー走行1回目から予選まで困難があり、レースは改善されたが、特に休暇明けだったこともありあんな結果になった。同じような週末をまた過ごすわけにはいかない」
「ザントフォールトには我々のマシンが嫌うものが揃っていたが、モンツァはよりポジティブなサーキットになると思う」
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