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元会長モンテゼーモロ氏、フェラーリ初EV「ルーチェ」を痛烈批判「跳ね馬のロゴを外せ」

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ferrari-luce-c-ferrari モンテゼーモロ氏、フェラーリ初EV「ルーチェ」を痛烈批判

フェラーリ初の完全電気自動車「ルーチェ」が発表され、大きな議論を呼んでいる。元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は、「このクルマから跳ね馬のロゴを外せ」と厳しい見解を示した。

大胆なデザインが賛否を呼ぶ

元アップルのチーフデザイナー、ジョナサン・アイブ氏率いるクリエイティブ集団「LoveFrom」が手掛けたルーチェ(イタリア語で「光」の意)は、従来のフェラーリ車とは一線を画す大胆なデザインを採用した。

発表後、ネット上ではデザインを巡ってさまざまな意見が交わされており、フェラーリファンの間でも評価が分かれている。回転式のセンターコンソールは「トイレットペーパーホルダー」と揶揄され、ドリンクホルダーもフェラーリに期待されるものとはかけ離れている、との声が上がっているのだ。

モンテゼーモロ氏「神話を壊す危険がある」

長年にわたりフェラーリを率いた元会長のモンテゼーモロ氏も、否定的な見方を示した。

「本当に思っていることを口にすれば、フェラーリに損害を与えることになってしまう」と前置きした上で、「これには神話を破壊する危険がある。それは非常に残念なことだ。せめてあのクルマから跳ね馬のロゴだけでも外してほしい」と語った。

さらに、「少なくとも、中国メーカーはこのクルマをコピーしないだろう」と皮肉を交えてコメントした。

また、イタリアの産業大臣を務めるカルロ・カレンダ氏は、このモデルについて「フェラーリ愛好家にとって、美学的にも技術的にも侮辱だ」と厳しく批評した。

それでも完売という現実

一方で、市場の反応は必ずしも否定的なものばかりではない。

フォードやメルセデス、フォルクスワーゲンなど、多くのメーカーがEV向けに独自のデザイン言語を模索してきたが、フェラーリの新型EVは高い注目を集めている。

最高出力1050馬力を誇る5人乗りのルーチェは、約55万ユーロという価格にもかかわらず、フェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャ氏によれば初回生産分はすでに完売。予約は2027年末まで埋まっているという。

フェラーリは2030年までに総生産台数の20%をEVとする目標を掲げている。デザインを巡る議論は続いているものの、市場では一定の支持を獲得しているようだ。

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