【ハンガリーGP】コラピント、FP2で痛恨のクラッシュ。走行時間激減でブリアトーレも厳しい表情
夏休み前最後の一戦となる2026年F1第11戦ハンガリーGPの金曜日。アルピーヌのフランコ・コラピントにとって、初日のプログラムはあまりにも短く、試練に満ちたものとなってしまった。
午前のFP1では、若手起用規律に基づきルーキーのポール・アロンにマシンを譲ったためピットで見守る形となったコラピント。迎えた午後のFP2でようやく「A526」のステアリングを握ったものの、セッション開始からわずか30分過ぎ、最終コーナーでアタック中にマシンバランスを崩してコースオフ。リヤからバリアへ激しくクラッシュし、赤旗中断を引き起こした。
ガレージでその光景を見つめていたアルピーヌのエグゼクティブ・アドバイザー兼チーム代表のフラビオ・ブリアトーレ氏は、一切の笑顔を見せることなく険しい表情を浮かべていた。
メディカルカーで搬送も無傷-「本当に短い一日になってしまった」
最終コーナーからガレージまでの短い距離を予防的措置としてメディカルカーで運ばれたコラピント。幸いにも身体に怪我はなく、セッション終了から数分後には力ない苦笑いを浮かべつつ、自身の短すぎる金曜日を振り返った。
他ドライバーたちが2セッションをフルに走行してデータを収集したのに対し、コラピントがこの日コース上で過ごせたのはわずか30分程度にとどまった。
「正直言って、僕にとっては本当に短すぎる一日になってしまった。
今年のマシンはダウンフォースが削られていることもあり、ドライブするのが年々難しくなってきていると感じている。特にここハンガロリンクのようにローグリップなサーキットでは、その傾向がさらに顕著になる。
最終コーナーでリヤのトラクションを失ってしまい、そのままリヤからタイヤバリアにヒットしてしまった。午前中のFP1も走れていなかっただけに、間違いなく良いスタートとは言えませんし、本当に厳しい一日になってしまった」
挽回を誓う土曜日-「少ないデータからセットアップを煮詰める」
FP1とFP2の大半という貴重な走行時間を失ったコラピントだが、土曜日の予選・決勝に向け、今あるデータから最善を尽くすと語った。
「トラック上での貴重な時間を大きく失ってしまったのは事実だ。ですが、ここから何を学び、明日に向けてどう改善できるかだけに集中しようと思っている。
僕たちの手元にある走行データは当然限られていますが、それでも機能させられる部分はあるし、明日のセッションまでにマシンをより良いセットアップ・ウィンドウに入れ込めると信じている」
■ 荒れるハンガロリンクの金曜日
金曜日のハンガロリンクでは、FP1でもランス・ストロールがリヤサスペンションの故障とみられるトラブルでスピンを喫して赤旗を引き起こしている。ストロールは修復が間に合わずFP2を欠場となった。両セッションともに約半分の段階で赤旗中断となる波乱の初日となった。
なお、両セッションともにフェラーリ、FP1はシャルル・ルクレール、FP2はルイス・ハミルトンがタイムシートのトップを占めている。
セッション走行時間を大幅に削られたアルピーヌとコラピントが、土曜日のFP3と予選までにどれだけマシンバランスをリカバリーできるか、メカニックの修復作業を含めて注視される。
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