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【ハンガリーGP 予選】ノリス、波乱を制しポールポジション獲得-ハミルトンを僅差で撃破!

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ハンガリーGPの公式予選がハンガロリンクで開催され、マクラーレンのランド・ノリスが激戦を制してポールポジションを獲得した。フリー走行ではフェラーリ陣営が速さを見せていたものの、一発勝負の予選Q3ではマクラーレンとメルセデスによる一騎打ちの構図に。ハンガロリンクで歴代最多の記録を持つルイス・ハミルトンを、ノリスがわずか100分の数秒差で退けた。

【Q1】キャデラックとウィリアムズが沈む波乱の幕開け、アロンソは滑り込み

予選開始時のコンディションは気温26.8度、路面温度42.9度。上空には雲が広がりつつあるものの、ハンガロリンク特有の強い日差しが照りつけ、路面温度は50度近くまで上昇した。さらに、前日からドライバーを悩ませている強い風がサーキットに吹き荒れ、最終コーナーは逆風になる難しい状況だ。

今週末、アストンマーティンは大型の空力アップデートパッケージを投入したものの、金曜日のFP1でランス・ストロールがサスペンショントラブルによりクラッシュ。貴重な走行時間を失う逆境に見舞われていた。しかし、メカニックの懸命な修復により、Q1には2台揃ってコースインを果たした。また、マクラーレンはノリスに続き、この土曜日からオスカー・ピアストリのマシンにも新型のアンダーフロアを実戦配備している。

18分間のQ1セッションがスタートすると、各車ソフトタイヤを装着してコースへ向かう中、フェラーリ陣営のみがミディアムタイヤを選択する対照的な戦略を見せる。まずはハミルトンが1分18秒730をマークして基準タイムを作ると、すかさずレッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分18秒656でトップを奪う。しかし、新型フロアを武器にするノリスが1分18秒277を叩き出し、タイムシートの最上段を占拠した。

セッション終盤、ポイントリーダーのキミ・アントネッリ(メルセデス)が1分18秒554で2番手に飛び込む。一方、カットオフライン付近では激しいノックアウトバトルが展開された。 Q1で姿を消したのは、オリバー・ベアマン(ハース)、カルロス・サインズ(ウィリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、ストロール(アストンマーティン)、バルテリ・ボッタス、そしてセルジオ・ペレス。キャデラックの2台とウィリアムズの2台がここで全滅する形となった。なお、アストンマーティンのフェルナルド・アロンソは、アップデートの効果もあり見事にQ2進出を決めている。

【Q2】ハミルトンが首位浮上、アントネッリはヒヤリのトラックリミット超過

15分間のQ2では、風向きが追い風(テイルウインド)へと変化し、コントロールが一層難しくなった。 最初にコースインしたアロンソは1分20秒696とQ1よりタイムを落とし、その後もタイムを伸ばせずガレージに留まったままノックアウトゾーンへドロップしていく。

セッション中盤、フェルスタッペンが1分18秒249でトップに立つと、マクラーレン勢やフェラーリのシャルル・ルクレールがそれに続く。そんな中、レーシングブルズのアイザック・ハジャーがコースオフを喫してイエローフラッグの原因となるも、直後に1分17秒872の驚異的なタイムをマークして意地を見せた。

一方のアントネッリは、ターン7でのトラックリミット超過によりベストタイムが抹消され、一時は15番手までドロップする大ピンチを迎える。しかし、ラストアタックで8番手に滑り込み命拾いした。 Q2のトップタイムを記録したのはハミルトンで1分17秒931。2番手にルクレール、3番手にノリスが続き、僅差の三つ巴の状態で運命のQ3へと突入する。 ここで敗退となったのは、リアム・ローソン、ピエール・ガスリー、フランコ・コラピント、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)、エステバン・オコン(ハース)、そしてアロンソの6名となった。ハースのニコ・ヒュルケンベルグは10番手で見事にQ3へ駒を進めている。

【Q3】フェルスタッペンのスピン、そしてノリスの電撃ポール獲得!

ポールポジションを決める運命の13分間。全車が新品のソフトタイヤを投入し、まずはフェルスタッペンが先陣を切ってコースへ向かう。

最初のアタックラップ、ノリスが1分17秒320を記録して暫定トップに立つが、直後にハンガロリンクのマイスターであるハミルトンが1分17秒219を叩き出し、場内は大歓声に包まれる。ルクレールは1分17秒445で3番手、アントネッリが4番手で続く。

残り2分、各車が最後のアタックへと向かう。誰もがタイム更新を狙う極限状態の中、セッション終了直前にドラマが待っていた。なんと、タイム更新を狙っていたフェルスタッペンがターンで痛恨のスピンを喫し、イエローフラッグが提示される。さらに、コース上ではジョージ・ラッセルもストップし、2箇所で黄色旗が振られる混沌とした状況となった。

この混乱の直前、チェッカーフラッグ寸前でコントロールラインを駆け抜けたランド・ノリスが、1分17秒207を叩き出す! ハミルトンのタイムをわずか0.012秒上回り、大逆転でポールポジションを強奪した。

ハミルトンは予選2番手、3番手にはフェラーリのルクレールが続いた。なお、セッション終了後、ハミルトンとピアストリの間で「走行妨害(ブロッキング)」の可能性による審査が通告されたものの、現時点での暫定グリッドのトップ10は以下の通りとなっている。

【ハンガリーGP 予選結果・トップ10】

  1. ランド・ノリス(マクラーレン) – 1:17.207
  2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
  3. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
  4. キミ・アントネッリ(メルセデス)
  5. オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
  6. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
  7. ジョージ・ラッセル(メルセデス)
  8. アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
  9. アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
  10. ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)

トップ3の実力は極めて拮抗しており、抜きどころの少ないハンガロリンクとはいえ、明日の決勝レースはスタートから激しいドッグファイトが繰り広げられることは必至だ。ノリスがポール・トゥ・ウィンを飾るのか、それともハミルトンが10度目のスパ勝利ならぬハンガリー最多勝記録を更新するのか。歴史的な一戦から目が離せない。

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