【イギリスGP予選】アントネッリがの5度目ポール!フェラーリが続き好調を証明
2026年イギリスGPの予選ではメルセデスのキミ・アントネッリがポールポジションを獲得した。フェラーリのシャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンが続きフェラーリの好調を証明した。
Q1-ラッセルがまさかのクラッシュ! アストンマーティンは悪夢の最下位
18万人の観衆が見守るなか幕を開けた18分間のQ1。開始早々、前戦オーストリアGPの勝者であり、今季の予選で抜群の安定感を誇っていたジョージ・ラッセルを悲劇が襲う。ターン7でアンダーステアを出してコースオフし、バリアに軽く接触。フロントウイングを大破させ、グラベルの小石を浴びながらピットへ戻る緊急事態となった。
終盤にアイザック・ハジャーが驚異のトップタイムを叩き出す混沌のなか、ラッセルはメカニックの懸命な修復により残り2分でコースへ復帰。執念のアタックで5番手に滑り込み、九死に一生を得た。
その一方で、アストンマーティン・ホンダは完全に崩壊。フェルナンド・アロンソが22位(最下位)、ランス・ストロールが21位と、母国レースで2台揃ってQ1ノックアウトを喫する大屈辱を味わった。
- Q1敗退: エステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(キャデラック)、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(キャデラック)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
Q2-フェルスタッペンに異変「このエンジンはおかしい」
15分間のQ2に入ると、レッドブル陣営の空気は一変して凍りつく。最初のアタックを終えた絶対王者マックス・フェルスタッペンから、怒気に満ちた無線が飛び交った。
「何なんだこれは! モーターが正常に反応してくれない。信じられない、大惨事だ!」
PUのパワーデリバリーに致命的なシステムエラーが発生。フェルスタッペンは最終セクターだけで大きくタイムを失い、中古ソフトタイヤを履くルーキーのハジャーにすら先行を許す事態に。最終的に「信じられない!」と吐き捨てながらも、なんとか6番手でQ3へ駒を進めたものの、王者防衛に暗雲が立ち込める。
トップ争いは、前日にマシンの感覚喪失を訴えていたルクレールが渾身のラップで首位に浮上。アントネッリが僅差の2番手で追う展開となった。
- Q2敗退: ガブリエル・ボルトレート(アウディ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、オリバー・ベアマン(ハース)、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
Q3:アントネッリの怒りと覚醒。ルクレールがハミルトンを凌駕
運命の12分間。パルクフェルメが解除されたことで大幅なセットアップ変更を行った各車が、一斉にアタックに向かう。ここでトップバッターとして真っ先にコースへ送り出されたポイントリーダーのアントネッリが無線で吼えた。
「なんで僕が一番最初なんだ? 路面が良くなっていくのに、これじゃ不利じゃないか!」
トラックエボリューションの恩恵を最後に受けられないリスクに不満を爆発させたアントネッリ。しかし、その怒りはドライビングの覚醒へと昇華した。
1回目でハミルトン、ラッセル、ルクレールを従えて暫定トップに立つと、路面がさらに軽くなった最終アタックで、アントネッリはさらに0.274秒タイムを削り取る圧倒的な一撃(1分28秒376)を披露。
ラッセル、ハミルトンが自己ベストを更新できず後塵を拝するなか、最後に牙を剥いたのはルクレールだった。ハミルトンを上回る圧巻の走りで2番手に飛び込み、フェラーリ復活の狼煙を上げた。しかし、アントネッリの牙城には届かず。メルセデスは2026年シーズン開幕以来、予選9戦無敗という驚異的なレコードをさらに更新した。
【予選結果】
| 順位 | 車番 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
| 1 | 12 | アンドレア・キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:28.111 | 19 |
| 2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:28.286 | 18 |
| 3 | 44 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1:28.458 | 17 |
| 4 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:28.481 | 17 |
| 5 | 6 | アイザック・ハジャー | レッドブル | 1:28.746 | 18 |
| 6 | 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:28.877 | 17 |
| 7 | 3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:28.893 | 18 |
| 8 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1:29.032 | 18 |
| 9 | 41 | アーヴィッド・リンブラッド | レーシングブルズ | 1:29.305 | 17 |
| 10 | 30 | リアム・ローソン | レーシングブルズ | 1:29.716 | 20 |
| 11 | 5 | ガブリエル・ボルトレート | アウディ | 1:29.461 | 10 |
| 12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1:30.063 | 12 |
| 13 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:30.076 | 15 |
| 14 | 87 | オリバー・ベアマン | ハース | 1:30.501 | 15 |
| 15 | 55 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ | 1:30.623 | 15 |
| 16 | 23 | アレックス・アルボン | ウィリアムズ | 1:30.743 | 14 |
| 17 | 31 | エステバン・オコン | ハース | 1:30.680 | 9 |
| 18 | 77 | バルテリ・ボッタス | キャデラック | 1:31.227 | 8 |
| 19 | 43 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1:31.321 | 5 |
| 20 | 11 | セルジオ・ペレス | キャデラック | 1:31.451 | 9 |
| 21 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・ホンダ | 1:32.863 | 9 |
| 22 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン・ホンダ | 1:32.888 | 9 |
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