ピアストリとノリス、噂されるフェルスタッペンのマクラーレン移籍説に超然と暴露「マックスだけじゃない」
現在、ドライバーズチャンピオンシップで上位を争うマクラーレンのオスカー・ピアストリ。現時点で今シーズンもランキング4番手につけ、チームのコンストラクターズ首盤石のリードに貢献している若き才能だが、突如として自身のシートを巡る噂に直面することとなった。ピアストリはイギリスGPのパドックでその真相を語った。
メルセデスのトト・ヴォルフ代表が「2027年もキミ・アントネッリとジョージ・ラッセルの体制を維持する」と明言したことで、フェルスタッペンの移籍先候補からブラドリー(メルセデス)の線が消滅。その直後、今度はフェルスタッペン陣営がマクラーレンに接触したという報道がパドックを駆け巡ったのだ。
噂によれば、レッドブルの契約には「夏休みまでにランキング2位以内に入っていなければ離脱可能」というパフォーマンス条項があり、現在7位に沈み2位のラッセルから58ポイント引き離されているフェルスタッペンが、この権利を行使してマクラーレンのシートを狙っているという。
もしこの“超大型移籍”が実現すれば、押し出されるのは複数年契約を持つピアストリになるとメディアは書き立てた。しかし、イギリスGPのパドックでマイクを向けられたピアストリは、驚くほど冷静(entspannt)だった。
ピアストリ「僕の耳にはチームからの“確約”が届いている」
メディアからの質問に対し、ピアストリは全く動じることなく、チームとの強固な信頼関係を強調した。
「その噂は、僕にとって大きな意味を持たないよ。もちろん、マックスが並外れた才能の持ち主であることは誰もが知っているし、彼が周囲の状況を見定めているのも明らかなことだ。
だけど、僕は自分のコックピットに100%満足している。それに、チームの首脳陣からは『僕たちのパフォーマンスに非常に満足している』という保証を何度も直接受けているんだ。 だから、僕は自分のチームを完全に信頼しているよ」
ピアストリはマクラーレンでの4年目を迎えており、チームとは2027年末までの長期契約を結んでいる。この契約の存在そのものが、彼にとって最大のセーフティネットとなっている。
ノリスが衝撃の暴露「マックスだけじゃない、多くのドライバーがここに来たがっている」
一方で、この噂に対してマクラーレンのガレージの「もう一人の主役」である現役世界王者ランド・ノリスは、少し異なる角度から興味深いコメントを残している。ノリスは、マクラーレンが今やパドックで最も魅力的なディスティネーションになっている証拠だと語る。
「真面目に受け止めるような話じゃないよ。僕自身、マクラーレンでの未来にワクワクしているし、これからも長い間ここに留まるつもりだ。オスカーとの関係も素晴らしく機能している。
でも、なぜみんな『マックス』だけにスポットライトを当てるんだい? 僕が知る限り、マクラーレンのシートを狙ってアプローチしてきているドライバーは、他にもかなりたくさんいるんだ。
4冠王者が僕たちのチームに加わりたがっているという噂が出るだけでも最高にクールなことだけど、それだけ今のマクラーレンが強いという証拠さ」
ザク・ブラウンCEO「バナナの皮ですべらない限りはね」
マクラーレン・レーシングの最高経営責任者(CEO)であるザク・ブラウン氏も、現在のノリス&ピアストリのラインナップを全面的に支持しつつ、パドックらしいユーモアを交えて噂を煙に巻いた。
「ランドもオスカーも長期契約がある。それ以上に、我々は彼らに非常に満足しているし、彼らもここでハッピーだ。現在のペアリングを変更する理由はどこにもない。
まあ、もし奇妙な理由で、誰かがお風呂から上がる時にバナナの皮ですべって転ぶような事態にでもなれば、話は別だけどね。その時はもちろん、4冠王者のマックスに声をかけるよ」
フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンは「交渉の事実などない」と一蹴しているものの、マクラーレンにチーフレースオフィサーとして加入が決まっているジャンピエロ・ランビアーゼの存在など、外堀を埋める要素が揃っていることも事実だ。
コストキャップ論争、エネマネ問題。あらゆる政治劇が渦巻くシルバーストンで、ピアストリは外野のノイズをシャットアウトし、トラック上でのパフォーマンスで自らの価値を証明し続ける構えだ。
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