【イギリスGP スプリント】ノリス、3位も“攻めすぎた”燃料計算に不満
イギリスGPのスプリントレースで、6番グリッドから好スタートを決めたランド・ノリス。オープニングラップで一気にポジションを上げると、その後はジョージ・ラッセルとの激しい攻防を制し、地元シルバーストンで3位表彰台を獲得した。しかし、レース中に燃料セーブを強いられたことで、チェッカー後の無線ではチームへの不満をあらわにしている。
軽量化を優先した燃料計算の誤算
ノリスを苛立たせた原因は、レース中にチームから入った一本の無線だった。
「ランド、燃料をセーブしてくれ。残りの燃料が厳しい」
マクラーレンはマシンの軽量化を狙い、燃料搭載量を限界まで削っていた。その結果、レース終盤に燃料セーブを強いられる状況となってしまったのだ。
そのため、ノリスは前方を追撃するどころか、背後から迫るラッセルを燃料を節約しながら抑え続けるという難しいレース運びを余儀なくされた。
レース後のインタビューでは、ノリスは冷静さを取り戻し、次のように語っている。
「6番手スタートからベストな蹴り出しができて、最高の1周目を送れた。3位という結果自体にはとても満足している。安定したペースを維持できたし、ジョージとのバトルは純粋に楽しかった。あんな展開になるとは、いい意味で驚いているよ。
でも、これはあくまでスプリントだ。数時間後にはグランプリ予選が待っている。マシンの状態は金曜日よりも確実に良くなっているし、さらに改善できるアイデアもいくつかある。
正直に言えば、今回の結果はスタートと1周目をうまく決めたからこそ得られたものだ。終盤はラッセルを抑え込むために、マシンをコントロールするのに必死だった」
燃料問題を抜きにしても見えた実力差
また、「燃料問題がなければ、前を走るキミ・アントネッリやルイス・ハミルトンの争いに加われたか」と問われると、ノリスは首を横に振った。
「いや、それは無理だったと思う。はっきり言って、キミとルイスは速すぎた。今の彼らのマシンは、僕たちのマシンとは完全に“違うカテゴリー”にいるよ。
ただ、もしあのトラブルがなければ、終盤にラッセルを引き離して、もう少し楽なレースができたのは間違いないけどね」
ノリスの言う通り、現時点でメルセデスとフェラーリが一歩リードしているのは明らかだ。マクラーレンは燃料搭載量を含めたオペレーションの精度を見直し、予選と決勝でその差をどこまで縮められるかが課題となる。
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