アントネッリ、シルバーストンの悪夢を払拭しスパでの“完全燃焼”を誓う。急浮上のフェラーリに警戒感も
前戦イギリスGPで、ニュータイヤのアドバンテージを活かしながら2位から、首位を走るシャルル・ルクレールの猛追を試みたメルセデスのキミ・アントネッリ。しかし、不運なパーツ破損によって15位という厳しい結果で終えることになった。
しかし、伝統のスパ・フランコルシャンのパドックに現れたキミは、すでに前を向いている。シルバーストンで見せた圧倒的なスピードは、メルセデスの「W17」が持つ本物の戦闘力を証明するものだったからだ。
「全体的に見れば、シルバーストンでの週末は本来とても強力なものだったんだ」と、アントネッリは振り返る。
「いくつかのトラブルを抱えていたにもかかわらず、すべてのセッションで僕たちのペースは素晴らしかった。これは今後に向けて、間違いなくポジティブな要素だよ。
もちろん、すべてが上手くいっている最中に、自分に落ち度がない理由で突然順位を落とされるのは、もの凄く不満が溜まるものだよ。だけど、それもモータースポーツの一部だし、こういうことは起こるものさ。僕にはコントロールできない外部の要因だからね。僕ができるのは、目の前に現れたチャンスを常に最大限に活かし、マシンからベストパフォーマンスを引き出すことだけだ」
アントネッリの確信「僕たちのマシンはどこでも速い」
チームメイトのジョージ・ラッセルに対して「25ポイント差」をつけてワールドチャンピオンシップの首位に君臨するアントネッリは、ベルギーの歴史的な高速トラックでのリベンジに向けて、確固たる自信を口にした。
「今年これまでに開催されたすべてのレースにおいて、僕たちのマシンは常に速かった。だからこそ、ここスパでも僕たちが再びトップ争いの主役に絡めると確信しているよ」
ライバルへの警戒フェラーリの「予選の一発」とレッドブルの「底力」
その一方で、アントネッリはメルセデスの連勝を阻むであろう強力なライバルたちへの警戒も怠っていない。特に前戦で復活の勝利を挙げたスクデリア・フェラーリは、彼らにとって予想以上の脅威になっているという。
「フェラーリがシルバーストンで見せた強さは、正直に言って僕たちにとって驚きだった。 もちろん、彼らがいつトップに返り咲いてもおかしくないとは考えていたけれどね。特に彼らは予選において、いつもどこからか『プラスアルファのタイム』を見つけ出してくるんだ。
そしてもちろん、レッドブルをリストから除外することなんてできない。彼らはどんな苦境からでも、常にマシンをアップデートして這い上がってくる底力があるからね。
それでも、ここスパでの僕たちのパッケージはかなり強力なはずだ。これまでのシーズンが証明している通り、僕たちはあらゆる特性のサーキットで強さを発揮できる体制が整っているからね」
若きポイントリーダーが、アルデンヌの高速コーナーで再びその神がかったスピードを解放する準備は整った。シルバーアローを駆るアントネッリが、前戦の鬱憤を晴らす極上のドライビングで、スパの週末を支配しにかかる。
【関連記事】
