最高級の体験と興奮が楽しめるであろう2023年ラスベガスGP

Las Vegas

米国でオースティンとマイアミに続く3つ目のレースとしてラスベガスGPが開催されます。ラスベガスは3つのレースの中でも、日本人が訪れるのに最も適したレースとなるかもしれません。レースのスペクタクル以外にも、ラスベガスでは最高級の食事やエンターテイメントが約束されています。

グランプリの概要

ラスベガスがF1のカレンダーに戻ってきました。F1が最後にシルバーシティと呼ばれるラスベガスで開催された1981年と82年には、高級ホテル「シーザーズ パレス ホテル&カジノ」の駐車場にサーキットが建設されました。しかし、80年代初頭におけるF1の挑戦は残念ながら成功には終わりませんでした。ですが今回の主催者であるF1とラスベガス市は、ラスベガスGPが2023年に開催される24のグランプリのハイライトの1つとなるために全力を尽くしています。

ラスベガスGPは11月のF1シーズン終盤、最終戦アブダビGPの1つ前に開催されるナイトレースとなります。有名なラスベガス・ストリップ約2kmを含む大きな長方形のような6.12 kmのストリート サーキットです。このサーキットもアブダビ、サウジアラビア、ソチ(ロシア)と同様にヘルマン・ティルケによる設計です。

また、開催に向けた多額の投資額を見ても、このレースがF1とラスベガス市の両者にとって非常に大きな意味を持つことは明らかです。つまりそれは高いリスクも意味しています。例えば、パドックとピットレーンエリアを建設する土地の購入費用だけでもF1の投資額は膨大であり、F1のオーナーであるリバティー・メディアは2億4,000万ドルを費やすと言われています。また、リバティー・メディアは今回ブラジルGPの前に、しっかりと準備されたローンチ・パーティーをラスベガスで開催しました。ルイス・ハミルトン、セルジオ・ペレス、ジョージ・ラッセル、アレックス・アルボンが現役ドライバーとして参加し、ラスベガス・ストリップにショー・カーを走らせました。

エンターテインメント

米国、そして世界有数のエンターテインメント都市であるラスベガスはゲストを楽しませる方法をよく理解しています。最高級のレストラン、ナイトエンターテインメント、カジノなど優れたインフラが整備されています。空港も市内中心部から距離が近く便利な場所に位置しており、ゲスト用のタクシーやリムジンなども豊富に用意されています。

ラスベガスでは毎晩パーティーが開かれていますが、ラスベガスGPにとっても、土曜日こそが決勝のナイトレースが開催される最も重要な日となります。 そのため、通常のスケジュールから全て1日前倒しとなり、木曜日に練習セッション、金曜日に予選が行われます。

時差調整も含めて、ドライバーは比較的早めにラスベガス入りすると思われます。ドライバーたちは有名ホテルの1つであるウィン・ラスベガス内のコースでゴルフを楽しんだり、郊外の砂漠でサンドバギーをドライブしたりなど、サーキットから離れたアクティビティを楽しむことが予想されます。

ゲストにはモナコGPに似た体験が提供されます。ルーフトップ・バーでのパーティーや深夜のショッピングまで楽しむことができるでしょう。

グランプリのユニークな特徴の1つは、15万室にも及ぶ最高級ホテルの客室がトラックから徒歩圏内に位置していることです。多くの人がホテルの部屋からグランプリを見守ってルームパーティーを開き、下層階にあるカジノでギャンブルを楽しむことが予想されます。

チケット販売情報

2023年ラスベガス グランプリのチケット販売第一弾が非常に好調に終わったことを受けて、フォーミュラ1は第二弾と第三弾のチケット販売を発表しました。

フォーミュラ1 ハイネケン・シルバー・ラスベガス グランプリのCEOであるレニー・ウィルムは次のように述べています。

「フォーミュラ1 ハイネケン・シルバー・ラスベガス グランプリの熱狂は、11月5日にラスベガスのシーザーズ パレスで開催されたローンチ パーティーに参加した数多くのファンの興奮ぶりを見ても明らかです。第一弾のチケット販売は、このレースに対するファンの熱意を物語っていますし、世界中のファンが2023年11月18日にこのグランプリの興奮を直接ラスベガスで味わいたいと思うでしょう。」

チケット販売の第二弾と第三弾は、春先には開始される予定です。「プライオリティ・インタレスト」リストに登録した人は、各販売期間におけるチケット割り当てへの早期アクセスが可能となります。

グランドスタンドと一般入場券は3日間通しパスとして販売され、食事とノンアルコール飲料が含まれます。プレミアムチケットも複数日程のものとなり、オールインクルーシブとして食事と飲み物が含まれています。

もちろん、パドッククラブ・パッケージと F1エクスペリエンス・パッケージも販売されます。これらは非常に高価な観戦パッケージとなりますが、VIPからの要望に柔軟に対応できるようになっています。

チケットは3日間通し券の一般チケット500ドルを始めとして、さまざまな価格帯で販売されます。サーキット全体の見晴らしが良いグランドスタンドが2,000~2,500ドル、ホスピタリティエリア付きが8,000~10,000ドルになります。

日本人向けのグランプリ

日本人にとって、ラスベガスGPが米国で開催される全レースの中で距離的に最も近いレースとなります。 東京からラスベガスまでの所要時間は、欧州へのフライトと同じ約12時30分です。

米国の治安状況が懸念事項となります。 ラスベガスは一般的には安全で治安も良い都市ですが、グランプリが開催される週末は特に混雑することが予想されます。そのため、特にアジア人観光客が狙われることが多いスリやひったくりにはご注意を。携帯電話、カメラ、財布などの貴重品の携行には特に注意してください。

リムジン送迎サービスの利用や、UberやLyftなどの信頼性の高い移動手段を推奨します。さらに安全性を考慮するのであれば、人混みをかき分けてくれるセキュリティの同行もお勧めします。例えば、ルイス・ハミルトンはいつもセキュリティを2人連れて移動しています。

私たちハーシー・シガは既にラスベガスGPへの参加手続きが完了済みで、このエキサイティングなグランプリの最新情報を現地からお伝えする予定です。

チケットの詳細は現地特設サイトにてご確認ください。

https://tickets.formula1.com/en/pc-paddock-club

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