フェルスタッペン、モンツァで決意新た に「マクラーレンは別次元」と認めつつも前進へ

オランダGPで苦戦を強いられたマックス・フェルスタッペン選手が、次戦の舞台モンツァに到着しました。地元オランダで「マクラーレンには太刀打ちできなかった」と率直に語った後も、その表情に悲観はなく、むしろ冷静に現状を見つめ直しながら改善への道を探る姿勢が際立っています。
「正直、全く分からない。少し運が良ければザントフォールトでも表彰台に上がれたかもしれないけど、予選で上手くいかないと追い抜きは本当に難しい。このサーキットは歴史的に低速コーナーで僕たちに合わなかったから、予選がとても重要になる。マクラーレンは別次元にいるけど、その後ろはかなり接戦だね。」
スプリントや短縮レースについて問われると、フェルスタッペン選手は自らの立場を明確にした。
「スプリントレースについて自分の考えははっきりしているけど、グランプリの距離はこれで十分だ。レースは時に面白く、時に退屈なこともある――それがスポーツだ。常に面白くしようとするのは無理だし、無理にやると作られたものになってしまう。僕はどちらかといえば伝統的なやり方を好むタイプだよ。」
また、新しいチーム体制のもとでローラン・メキース代表と仕事をすることについてはこう説明した。
「5〜6週間で大きく変えられることは少ないけど、強みと改善点を理解し始めることはできる。今年のマシンはすでに出来上がっているから、本当の影響は来年以降に表れるだろう。僕は技術的な議論やファクトリーでのミーティングが好きだし、そこはしっかり機能しているよ。」
そして最後に、現在のレッドブルの競争力について率直な評価を口にした。
「もっと速く走りたいけど、今のマシンではそれができない。だからといって僕たちがひどいわけじゃない――まだチャンピオンシップで3位にいるんだからね。でも、このチームの基準はとても高い。2位や3位では満足できないし、誰も負けを喜んだりはしない。ほかの誰かがより良い仕事をした、それを認めなければならないんだ。」
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