マクラーレン、マイアミまたはイモラでのアップデートを計画
マクラーレンのチーム代表、アンドレア・ステラは、MCL38に最初の技術的改良が導入される5月から、チームがマシンの弱点を長所に変えるまでにはまだ数ヶ月かかるだろうと考えている。
マクラーレンは昨年、オーストリアグランプリ以降、2023年型マシンに大規模なアップデートを導入し、著しい進歩を遂げた。
これにより、ウォーキンを拠点とするチームは、シーズン残りの間、常にポイント争いができるようになり、コンストラクターズランキングで4位に終わった。
2024年、MCL38は前年モデルと同等の競争力を持っているようだが、ランド・ノリスは最近、マクラーレンは長いコーナーでライバルに対して依然としてある程度の劣勢にあり、DRSオープン時のストレートでのトップスピードも今年の弱点であることを認めた。
しかし、アンドレア・ステラは、今シーズンのMCL38で見られる弱点がエンジニアを驚かせなかったことを明確にし、これらの弱点が取り除かれた後、マクラーレンがレッドブルと戦えるようになるかどうか尋ねられ、次のように答えた。
「何かがうまくいっていないから、これらの弱点があるわけでない。問題はなく、単にマシンが十分に発達しておらず、これらの側面が露呈しているだけだ。それは進化の結果であり、何も問題はない。」
「マシンの動きとしては、非常に良好で、すべて予定通りに進んでいる。風洞やコンピューター開発から期待される通りの動きをしているからね。」
「ただ、パフォーマンス、空力効率、機械的グリップなどの観点から、動作点を上げる必要があるのは確かだ。」
「だから、過去12ヶ月の開発ペースには満足しているが、長いコーナーで力強いマシンを本当に提供するには、さらに12ヶ月の開発が必要だと思う。」
MCL38の今後のアップグレードについて、ステラは最初のアップデートはシーズン6戦目、つまり5月に予定されているマイアミグランプリあたりから導入される予定だと示唆した。
「すでに言ったと思うが、6戦目か7戦目あたりで、まともなアップグレードがあるはずだ」とステラは付け加えた。
「シーズンを通して、他にもいくつか可能性があることを期待している。だがこれらの領域が改善されたため、弱点がもうないと言えるほどのパフォーマンスを追加するには、シーズン全体が必要になるだろう。」
日本GP前、マクラーレンチームは2024年シーズン開幕から獲得した55ポイントで、コンストラクターズランキング3位につけている。
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