ヒュルケンベルグ、イモラでのハースのアップグレードに期待
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、日曜日のマイアミグランプリでポイント獲得を僅かに逃した。
だが次戦のエミリア・ロマーニャグランプリでのハースのアップデートパッケージに目標を定めた。
ヒュルケンベルグはスプリントで見事7位でフィニッシュし、チームにポイントをもたらした。
しかしながらヒュルケンベルグは日曜日のグランプリでは11位となり惜しくもポイント獲得を逃した。
アルピーヌのエステバン・オコンの後方1秒ちょっとでのゴールだった。
マイアミ前の5レースで3回のポイントフィニッシュを記録したヒュルケンベルグは、VF-24の最新の開発セット(エミリア・ロマーニャに到着予定)が、これまでのシーズンで厳しい中団バトルの中で「再び我々を前で戦わせてくれる」ことを期待している。
グランプリ後の感想を聞かれたヒュルケンベルグは、次のように振り返った。
「良い週末だった…もちろん、今日もう一つポイントを獲得できれば最高だったんだけどね」
「レースの前半、最初のスティントとその後の2番目のスティントの最初の部分では、まだクルマに燃料がたくさん入っていたときに十分な力を発揮できなかった。グリップ不足に悩まされ、バランスも取れず、レースのその部分では速さが足りなかった」
「VSCは良くなかったが、その後のセーフティカーで2ストップに切り替えたことで、ある意味、元いた場所に戻ることができ、その後は良いレースができた。実際、レースを楽しむことが出来たし、これ以上のことはできなかったと思う。それが僕たちの立ち位置だった」
シーズン序盤のポイントフィニッシュの連続を考えると、ハースで勢いがつきつつあるように感じるかと聞かれ、次のように付け加えました。
「間違いなくそうだと思う」
「イモラでは、上海から構築してきた一連のパッケージを完成させるためのアップグレードをさらに行う予定だ。それによって、僕たちがまた少し前に出て、現在非常に強そうなVCARBにもう少し近づけるようになればと思う」
一方、チームメイトのケビン・マグヌッセンは、スプリントでルイス・ハミルトンとの接近戦で数回のペナルティを科され、グランプリでもローガン・サージェントとのインシデントで再び制裁を受けるなど、より厳しい週末を過ごした。
マグヌッセンは最終的にサージェントをリタイアに追い込んだとして、ステュワードから10秒のペナルティを科され、順位が最下位に降格した。
一連の出来事を簡単にまとめたマグヌッセンは、「今日も良くない日だった。今後、物事をはっきりさせることができればと思う。今日起こったことは、もちろん良くない。それでも、僕たちは前に進み、来週はより良い週末を過ごせるように努力する」と語った。
ヒュルケンベルグのスプリントでのポイントのおかげで、ハースはコンストラクターズランキングで7位をキープ。
現在6位のVCARBとは12ポイント差、8位のアルピーヌに6ポイント差をつけている。
一方、ウィリアムズとキック・ザウバーは今シーズンまだポイントを獲得していない。
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