ペレス、キャデラック初のモナコGPへ「極めて高い完成度が求められる」
モナコの市街地コースを熟知し、2022年にはレッドブルで優勝を飾ったセルジオ・ペレス。今シーズンから加入した新チーム、キャデラックにとって、次戦モナコGPは記念すべき初のヨーロッパラウンドであり、モンテカルロでの初挑戦となる。
1950年のF1世界選手権創設以来、数々の名勝負を生み出してきた伝統のモナコGP。ファンにとってはおなじみの舞台だが、2026年にF1へ新規参戦したキャデラックにとっては、チームとして初めて臨む特別な週末となる。
キャデラックF1のCEOを務めるダン・トウリス氏は、「モナコはチームにとって大きなマイルストーンだ。初のヨーロッパでのレースであり、年間で最もタフな週末のひとつになるだろう」と語った。
チームとしての経験はないものの、ドライバーラインアップにはメルセデスなどで活躍したバルテリ・ボッタスと、元レッドブルのセルジオ・ペレスという経験豊富なベテランコンビが揃っている。
モナコへの意気込みを語る
“チェコ”の愛称で親しまれるペレスは、次戦に向けて次のように語った。
「モナコは唯一無二の場所で、極めて高い完成度が求められるサーキットだ。だが、カレンダーの中でも僕が最も気に入っているレースのひとつでもある。市街地コースは得意だし、2022年にレッドブルで優勝した時のような素晴らしい週末を再現できるよう、チームとともにさらなる一歩を踏み出したい」
一方、チームメイトのボッタスは、ここ数戦でマシンバランスの問題やピットリミッターの不具合など、立ち上げ期特有のトラブルに見舞われている。前戦カナダGPでも、ピットレーンの速度制限(80km/h)をわずか0.1km/h超過したことでペナルティを受けるなど、不運な状況が続いている。
しかし、かつてドライバーズランキング2位に輝いたボッタスは前向きな姿勢を崩さない。
「ここ数戦は少し苦しい状況が続いていた。いくつか解決しなければならない問題もあったが、生まれたばかりのチームでは想定内のことだ。すべては学習プロセスの一部だよ。進化には時間がかかるけれど、僕とチームは一歩ずつ前進するために素晴らしい連携ができている。セッションを重ねるごとに手応えは良くなっているし、この市街地コースで自分たちがどこまで戦えるのか、本当に楽しみにしている」
新興チームとして数々の課題に直面しながらも、着実に前進を続けるキャデラック。チーム初のモナコGPで、ペレスとボッタスがどのような走りを見せるのか。そしてキャデラックがどのような成長の跡を示すのか、その挑戦に注目が集まる。
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