フェルスタッペン、レギュレーション変更に物申す「40:60は絶対的な最低ライン」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、カナダGPで今季初表彰台を獲得した。しかし、チェッカーフラッグを受けた後も、その口調は決して楽観的なものではなかった。そして、話題は再びパワーユニットレギュレーションへと及んだ。
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた決勝で、3位を獲得したフェルスタッペン。フェラーリのルイス・ハミルトンとの激しい2位争いを繰り広げ、最後まで観客を沸かせた。
かつてタイトルを争ったライバルとの接戦は見応え十分だったが、フェルスタッペン自身は結果を過大評価するつもりはないようだ。『Sky Sports』のインタビューで、次のように語っている。
「2位争いができるとは思っていなかった。もちろん、それはジョージ(ラッセル)がフィニッシュできなかったことも関係している。通常なら、メルセデスの2台が後ろを引き離していただろうね」
また、レース中はタイヤの温度管理に課題を感じていたという。
「ミディアムタイヤよりもソフトタイヤの方が少し競争力があったと思う。ミディアムでは、このサーキットで必要な作動温度まで上げることができなかったんだ。タイヤに対して本当にいいフィーリングが持てなかったし、適切なワーキングレンジ(作動領域)に一度も入らず、十分なグリップを得られなかった。少しトリッキーだったが、それでも何とかいい結果を出すことができたよ」
将来のレギュレーションに望むこと
フェルスタッペンの批判的なトーンは、レース内容だけにとどまらなかった。
話題は再びパワーユニットレギュレーションへと移り、電気エネルギーと内燃機関(ICE)の出力比率について質問が投げかけられた。現在の「50:50」から、内燃機関の比率を高める「40:60」への変更案について問われると、4度の世界王者は明確な考えを示した。
「それは最低ラインだ。絶対的な最低ラインだよ」
そして、近年のF1が本来のレースの姿から離れつつあるとの持論を展開した。
「僕は他のモータースポーツシリーズがどれだけ素晴らしいか、そして純粋なレーシングや本物の追い抜きがどんな感覚なのかを知っている。だからF1に戻ってくると、あまりいい気分にはなれないんだ。
こういうレースの後にネガティブになりすぎるのは嫌だけど、僕は本物のレーシングカーがどんな感覚か、そして自然にレースをすることがどういうことなのかもわかっている。今のF1はそれとは別物だ」
最後に、将来の方向性について改めて要望を口にした。
「まるで“アンチ・レーシング(レースに逆行している)”のように感じる。F1がそんなものであるべきではない。だから、来年には40:60へ変更されることを本当に願っている。それはあらゆる面で助けになるはずだ」
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