【マクラーレンF1】リサイクル・カーボンファイバーでサステナブルなマシン開発に挑む
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マクラーレンF1は、今月23日にテキサス州、オースティンで開催されるアメリカGPにて、最先端のリサイクル・カーボンファイバー(rCF)の技術を使用したマシンで出場することを発表した。
これは、2030年までに完全循環型のF1マシンを開発する最終目標における一つのステップであり、カーボンフットプリントの排出を実質ゼロにするという取り組みの一部である。
マクラーレンはリサイクル・カーボンファイバーを使うことで一般的なカーボンファイバーと比較して、最終的な廃棄量を90%削減できると主張している。
マクラーレンは、技術開発企業のVカーボンと協力し、新たに開発されたリサイクルカーボン素材を使用する。このrCFを使用して製造された自動車部品は、MCL60のコックピット・ブランディング・パネルに初めて使用される。
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アメリカGPでの試験運転に成功すれば、残りのシーズンでもこの素材を採用し、来年以降のマシンでさらなる採用を検討するとしている。
これまでにもマクラーレンF1は、1981年にチームとして初めてカーボンファイバーのみで製造されたシャーシでレースに参戦し、どのチームよりも早く、革新的で持続可能な社会を目指してきた過去がある。そしてこのカーボンファイバーは、その優れた強度と重量から何十年もの間、F1マシンのデザインにおいて不可欠な素材となった。
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