ブリヂストン、2025年からf1へ復帰の噂

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現在のタイヤサプライヤーであるピレリとF1との契約は2024年で終結となる。ピレリは2011年からF1にタイヤを独占供給してきた。現在、F1では2025年〜2027年におけるタイヤサプライヤーの入札が行われており、その中で、2011年以前までタイヤサプライヤーを務めていたブリヂストンの名前が上がっている。

FIAは今年、2025年〜2027年におけるタイヤサプライヤー入札のプロセスを発表、またその契約は2028年にも延長される可能性があると言及した。

まだ公式的に発表はされていないものの、情報筋によるとこの選考プロセスは第二段階へ移行していて、ピレリに対抗するのは日本企業であるブリヂストン、この二つの企業の一騎打ちとなりそうだと噂されている。

ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラ氏(左)

この噂に対し、ブリヂストン社の広報担当者は「私たちブリヂストンはモータースポーツにおいて60年以上の歴史があります。これからも持続可能でグローバルなモータースポーツへの参画を目指し活動していく予定です」「しかしながら、モータースポーツの特定のカテゴリーに関するコメントは控えさせていただきます。」と、今回のF1復帰に関する噂を否定した。

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一方、ブリヂストン社モータースポーツオペレーション課の課長である鈴木栄一氏は、現時点で回答できることはないとしながらも、「私たちは常に、グローバルなモータースポーツの場面でどのように貢献できるかを考えています。その中にはもちろんF1も含まれています」「なので、F1に関するリサーチは当然しています」「その事に関して(メディアから)ブリヂストンはF1復帰に興味があると書かれがちです」「将来的にはやっていきたいと思っていて、様々な検討を進めています」と、今後のF1再参戦への可能性を示唆した。

前回タイヤ供給の入札が行われたのは2020年。イタリア企業のピレリは韓国企業であるハンコックを破り、3年間の契約継続を勝ち取った。しかし、ピレリ社のモータースポーツマネージャーを務めるマリオ・イゾラ氏は「入札書類が以前より大きく複雑化している」と説明。また、競争相手の存在については、「誰が競争相手なのかわからない」「噂は噂だし、正式に知らされていない」「彼らのアプローチも知らないのでコメントできない」と語った。

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2025年移行、この12年間タイヤの独占供給をしてきたピレリとなるか、またはそれ以前までサプライヤーを務めていたブリヂストンとなるか、今後も注目をしていきたい。

アルファタウリF1での角田裕毅選手の活躍、7ヶ月未満の期間に二度、鈴鹿サーキットで行われる日本GPなど、なにかとF1との関係がより濃くなっている日本。今後も国内でのF1熱を盛り上げていくために、日本企業であるブリヂストンの再参戦に期待してきたいところだ。

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