【メキシコGP】ペレス「高い代償を払った、リスクを冒した」

レッドブルのペレスとチームメイトであるマックス・フェルスタッペンはともに印象的なスタートダッシュを決め、フェルスタッペンはポールシッターのルクレールとトップ争いを繰り広げ、ペレスは5番グリッドからバトルに突入した。

ペレスはターン1でルクレールのアウト側に回り込もうとしたところでルクレールと接触。なんとかピットに戻ったものの、マシンのダメージは修復不可能であることが判明し、ペレスは母国でのリタイアを余儀なくされた。

この出来事について、どこに責任があると思うかと尋ねられたペレスは次のように答えた。

「正直なところ、レーシングインシデントだったと思う。ギャップはあったし、3台がスリーワイドでターン1に入るとなると、ドライバーとしてリスクを負うのは明らかだ。」

「リスクを冒した。でも正直なところ、シャルルがあそこまで遅れてブレーキをかけるとは思っていなかったんだ。僕は彼より前にいたので、彼がもう少し逃げてくれると思っていたんだけれど……明らかに、こういう判断はすべてが本当に遅れてしまって起こるものなんだ。残念ながらマシンにかなりのダメージを負ってしまった。」

ペレスへの大きな声援とサポートに包まていたメキシコGPがリタイヤという結果となってしまったことにより、ルイス・ハミルトンがドライバーズランキング2位のペレスとの差を20ポイントまで縮めている。

6度の優勝経験を持つペレスは、現在の状況に感謝しているとしながらも、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで優勝争いを繰り広げたかったことも認めている。

「これまでと同じようにここでは特権を感じている。これだけの声援を受けたのは初めてだ。」とペレスは語った。

「僕は現在ランキング2位で、まだ3レース残っている。もちろん今日は僕のホームであるメキシコで優勝したかった。ギャップを見て、それを狙いに行ったんだ。今日は勝ちたかった。」

次戦ブラジルGPはすぐそこに迫っており、オースティン、メキシコとのトリプルヘッダー開催の最終戦となる。

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