【ブラジル FP2】アントネッリが圧巻トップタイム! ノリス2番手、フェルスタッペン3番手。ヒュルケンベルグはトラブルで未出走
2026年F1世界選手権第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)のフリー走行2回目(FP2)がアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで行われ、前戦でワールドチャンピオンに輝いたメルセデスのキミ・アントネッリが1分10秒763を叩き出し、金曜日の初日セッションを最速で締めくくった。
2番手にはコンマ2秒強の差でマクラーレンのランド・ノリス、3番手にはノリスとわずか0.020秒差でレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続き、4番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、5番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が入った。
FP1でルーキーにシートを譲っていたレギュラードライバー勢(シャルル・ルクレール、ピアストリ、ピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルグ、カルロス・サインツ、バルテリ・ボッタス)がマシンへ復帰したものの、どんよりとした曇り空と小雨の予兆の下で過酷な走行が行われた。
セッション経過とハイライト
- 序盤:レギュラードライバーのコース復帰とアウディの災難現地時間16:00、セッション開始と同時に各車がコースイン。アルピーヌのガスリーがハードタイヤで1分14秒165を記録してアタックを開始すると、ミディアムのルクレールがそれをコンマ6秒更新し、続いてアントネッリが1分11秒857をマークしてタイムシートを引き上げた。直後にアイザック・ハジャー(レッドブル)が「小雨が降り始めている」と報告し、ルクレールがブレーキ不調、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がターン1でのロックアップに苦しむなどコース上は不穏な空気に包まれた。一方でアウディのピットでは、FP1でフレディー・スレイターを襲ったトラブルの修復作業が長引き、ヒュルケンベルグが1周も走れないままセッションを終える事態となった。
- 中盤:1分10秒台への突入とインシデントセッション残り35分、ソフトタイヤを投入したラッセルが1分11秒036を叩き出して一時首位に浮上するが、ノリスとフェルスタッペンがすかさずそれを上回るアタックを展開。トップ3がコンマ02秒の超接戦を演じる中、新王者アントネッリが週末初めて1分10秒の壁を破る1分10秒763を記録して一気にリードを広げた。タイム更新を狙ったルクレールだったが、メインストレートでハースのラファエル・カマラに引っかかり壁際への回避を余儀なくされた。このインシデントによりコンマ2秒を失ったルクレールは、フェラーリのマシン性能不足も重なり7番手に沈んだ。
- 終盤:ロングランの消化とセッション完了残り20分を切ると全車が高燃料でのロングラン(レースシミュレーション)へとプログラムを変更。上位のタイム順位に大きな変動はないままチェッカーフラッグを迎えた。ハミルトンはタイヤの作動温度に苦しんで6番手。地元の歓声を浴びるガブリエル・ボルトレト(アウディ)が健闘の8番手を獲得し、ハジャーとオリバー・ベアマン(ハース)がトップ10を締めくくった。
