【オーストリアGP】チームとドライバーはどのようなタイヤを使うのか?

ピレリは今週末のオーストリアGPで、チームとドライバーにどのタイヤを持ち込むか発表した。

F1オフィシャルタイヤサプライヤーは、C3（ハードタイヤ）、C4（ミディアムタイヤ）、C5（ソフトタイヤ）の3種類のソフトコンパウンドを用意している。

ただし、スプリントフォーマットの改訂により、チームに与えられるタイヤセット数が変更となる。ピレリは再び2セットのハードタイヤを導入するが、4セットのミディアムタイヤと6セットのソフトタイヤも指名する予定だ。

土曜日のスプリントシュートアウトのため、ミディアムコンパウンドタイヤが増量され、チームはSQ1とSQ2の両方でミディアムを使用する必要があり、ソフトはSQ3でのみ使用されることになる。

「レッドブルリンクはタイヤが休まないサーキットで、車は1分強のラップタイムでトラックの10のコーナーを駆け抜ける。しかしストレートが少ないということは、タイヤの猶予がほとんどないことを意味する。」とピレリ・モータースポーツ・ディレクターのマリオ・イゾラは語った。

「アスファルトは表面が古いため、ミクロおよびマクロの粗さがかなり高く、ラップの開始時のグリップは高い。トラクションとブレーキは重要な要素だが、タイヤの過熱の管理には特に注意を払う必要がある。」

「タイヤを適切に冷却できないドライバーは、特に最初と最後のセクターでライバルからの攻撃を防御することが難しくなるかもしれない。これにおける重要な要素は周囲温度だが、気象条件は多少変わりやすいものだ。」

「昨年のレースは主にミディアムとハードのコンパウンドを使用した2ストッパーだが、デグラデーションがそれほど大きくなければ、今年は1ストッパーも選択肢になる可能性がある。」