【F1ラスベガスGP】レーシングブルズ、混乱のFP2でトップ10入り「予想より難しくない」
2025年F1ラスベガスGPの初日、レーシングブルズは両ドライバーがFP2でトップ10入りを果たす好スタートを切った。アイザック・ハジャーが5番手、リアム・ローソンが6番手と、チームは有望なペースを見せた。ただし、セッションはマンホールのトラブルで早期終了となり、多くのドライバーがソフトタイヤでのアタックを完遂できなかった。
ハジャー「予想より難しくなかった」
FP1で7番手、FP2で5番手(1分33秒893)を記録したハジャーは、ラスベガスの走りやすさを強調した。
「ここラスベガスで良いスタートを切れた。予想より難しくなかった。サーキットは昨年より良いコンディションだと思う。全体的なグリップも思っていたより良く、FP1から素早くリズムに乗れた」
「ロングランの走行距離は多くないが、今日はかなり良い短距離走行ができた。明日の予選に向けて素晴らしい状態だ。厳しい戦いになることは分かっているが、いつもの週末と同じで、明日の目標はQ3進出だ」
ローソン「FP1より大幅に改善」
FP1で13番手に沈んだローソンだが、FP2では6番手(1分33秒901)まで順位を上げた。
「今日のセッション後、ポジティブに感じている。FP1では少し苦戦したし、FP2では全員がラップを完遂できたわけではないので、最終的な順位が真の実力とは限らない点には注意が必要だ」
「重要なのは、今日のスタート地点よりはるかに良い場所にいることだ。明日はマシンを構築し続ける機会がある。路面のグリップは非常に低く、目には見えないが体感できる霧雨もあって、ドライブが非常に混乱した。明日は雨が降らないはずだが、もし降れば非常に厳しくなる」
レーシングブルズは一番最初にソフトタイヤに交換し、レッドフラッグ前に適切なアタックを完遂できた数少ないチームの一つとなった。レッドブル・モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコ博士も両ドライバーのパフォーマンスを「堅実な仕事をした」と評価し。ラスベガスの夜の光の下で特別リバリーを披露する良い機会になった。
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