アントネッリ、4連勝達成もアップグレード評価は保留「パッケージ全体はまだ理解できていない」
キミ・アントネッリはカナダGPで今季4連勝を達成した。しかしレース後、メルセデスが投入したアップグレードについて問われると、その効果を判断するにはまだ時期尚早との見解を示した。
アントネッリは前日のスプリントで3位に終わっていたこともあり、本戦決勝での巻き返しを強く意識していた。そしてその目標を達成し、再びトップでチェッカーを受けることになった。
もっとも、勝利への道のりは決して平坦ではなかった。最大のライバルでありチームメイトでもあるジョージ・ラッセルが、29周目にマシントラブルでリタイア。タイトル争いの重要な局面で、アントネッリにとっては追い風となる展開だった。
その後、アントネッリは自らのペースを維持してレースを支配。4戦連続優勝を飾り、ドライバーズランキングでのリードを43ポイントにまで広げた。
レース前半には、ラッセルとの激しいチームメイト対決も繰り広げられた。そのバトルについて、アントネッリは次のように振り返っている。
「本当に激しいバトルだった。何度か限界を超えそうになる瞬間もあったし、お互いに一切譲らなかったよ。
2人ともすべてを出し切っていたし、どうしても勝ちたかった。観客にとってもかなり見応えのあるエンターテインメントだったんじゃないかな。限界まで攻め合いながら戦えたあのスティントは、間違いなく最高に楽しかったよ」
アップグレード評価には慎重な姿勢
勝利を手にした一方で、アントネッリはメルセデスがカナダで投入した大規模アップグレードについては慎重な見方を崩さなかった。
「正直なところ、パッケージ全体の明確な印象はまだ掴めていないんだ。タイヤに関して非常に奇妙な週末だったからね。
タイヤを適切なワーキングレンジ(作動領域)に入れ、それを維持することがとても難しかった。結局のところ、それが大きな要素になっていたと思う。適正な温度域を保てるかどうかが、大きなアドバンテージになっていたんだ。
だから、今後数レースを走ることでより理解が深まっていくはずだよ」
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