ホーナー、2024年に向けペレスの改善点を指摘「この年の重要性は分かっているはずだ」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2024年シーズンにおけるセルジオ・ペレスの主な目標は土曜日のパフォーマンスを改善することであり、今季のようなカムバックドライブを回避することだと明言した。
改善すべきは土曜日
ペレスは開幕から5レースで2回のポールポジションと2回の優勝を飾り、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに序盤からプレッシャーをかけた。しかし、ペレスの勢いはその後衰えることになる。
実際、モナコからイギリスまで5戦でQ3進出を果たせず、ペレスのポイント獲得は大きく後退し、フェルスタッペンは3度目のチャンピオンシップ獲得に向けてスムーズにレースを運んでいた。
決勝でのペースは確か
シーズンが進むにつれてペレスは失いかけていたものを取り戻したものの、最後の7戦では再び1周の速さにおいて弱さが露呈し、フェルスタッペンが4つのポールを獲得する一方で、彼の平均スタート位置は8.8位となった。
シーズン終盤のアブダビGPで『Sky Sports』のインタビューに応じたホーナーは、ペレスのレース当日の頑張りには満足しているものの、予選では劣勢に立たされることが多かったとコメント。
「ここ数戦、彼は少しリセットできたと思う」とホーナー。「(アブダビの)週末を通して分析すると、彼のペースはとても強かった。彼はただ土曜日を改善すれば良い。」
「ペレスのレースペースは確かだし、レース技術も素晴らしく、おそらく今年の誰よりも多くのマシンをオーバーテイクしている。我々はただ彼が9位や10位ではなく、上位4位以内からスタートすることができれば良いと考えている。これまでの平均がどうであろうとね。」
レッドブルの成功には「2人とも必要」
フェルスタッペンは2024年末で契約が切れるペレスよりも290ポイント多くポイントを獲得して1年を終えており、ライバルたちが冬の間にその差を縮めようとしている中、ホーナーはレッドブルが最近の好調を維持するためには両ドライバーがそれぞれの役割を果たす必要があると認識している。
「彼はこの世界選手権で2位を獲得しているし、素晴らしいレースで勝利し、素晴らしいドライブを披露している。しかし、彼は自分の改善点がまだあることを知っていると思う」とホーナーは付け加えた。「おそらく来年に向けても彼のレース週末の戦い方に関してもリセットがある(だろう)」。
「彼はこの冬に少し時間を取って、どこを改善すべきかを考えるだろう。そして、来年またレースに挑んでいくと確信している。」
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