ウィリアムズ、松井沙羅とアレサンドロ・ジュスティをドライバーアカデミーに迎えることを発表
ウィリアムズは2024年シーズンに向けて、元フランスF4チャンピオンのアレサンドロ・ジュスティとカート界のスター、松井沙羅をドライバーアカデミーに迎えることを発表した。
フランス出身で17歳のジュスティは、カートのキャリアで成功を収め、2021年にフランスF4選手権に参戦してシングルシーターに転向し、当初はランキング6位だったが、翌年には2勝、6回のポールポジション、12回の表彰台を獲得してチャンピオンになった。
2023年はフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権にデビューし、ウィリアムズはジュスティが2024年に再びフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に参戦し、今度は定評あるARTグランプリの代表として参戦することを発表している。
一方、松井は日本出身の13歳で、FIAガールズ・オン・トラック・ライジングスターズのファイナリストにまで上り詰めた。
2023年にはホンダレーシングスクール(HRS)に通い、JAF地方カート選手権FS-125/X30部門やGPRカートジュニアクラスなどのカテゴリーに参戦、OK-Nジュニアチャンピオン・オブ・ザ・フューチャー・アカデミープログラムでは世界24名中8位入賞を果たした。
来シーズン、松井はカートリパブリックからOKJクラスに参戦するほか、F1アカデミーがサポートするチャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミーにも参戦する。
ウィリアムズはまた、ジュスティと松井が「モータースポーツのキャリアを通じて成長し、スキルを築き続けるために、チームは全面的なサポートと指導を行う」と説明している。
ウィリアムズレーシングのスポーツディレクターであるスヴェン・スミーツは、次のように語った。
「アレサンドロは、フランスF4と昨年のFRECAの両方で、予選とレースで印象的なパフォーマンスを披露し、ステアリングを握って素晴らしい能力を発揮した。」
「サラはカート界の新星のひとりであり、母国日本で有望な結果を残し、2022年のガールズ・オン・トラック・ライジング・スターズのファイナリストでもある。」
「2人の今回の加入を嬉しく思う。彼らの成長をサポートすることを楽しみにしている。」
ジュスティは「ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに参加することになり、とても興奮している。このような一流のF1チームに参加できることは、本当に特別な気分だ。この旅を始めるのが待ちきれないし、チームと密接に協力して自分の成長に努めたい。」とコメントした。
松井は「ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員になれることを光栄に思う。このような歴史あるチームで働ける機会に感謝している。ヨーロッパで経験を積むことを楽しみにしているし、シーズンが始まるのが待ちきれない!」と語った。
これまでランス・ストロール、ニコラス・ラティフィ、ジャック・エイトケン、ローガン・サージェントの4人のF1ドライバーを輩出してきたウィリアムズのドライバー・アカデミーは、2024年のF1アカデミーに、チームを代表してリア・ブロックをプログラムに加えたばかりだ。
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