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岩佐、FP1を総括―「全体として良いセッションができた」

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2026年オーストリアGPのFP1でレーシングブルズからの出走を終えた岩佐歩夢が、取材に応じた。岩佐はセッション全体を振り返りながら、チームの反応や自身のパフォーマンスについて率直に語った。

「今回はアタックをちゃんとできるような状況ではなかった中でのパフォーマンスとして、結構いいセッションができたんじゃないかなと思う」

レーキ走行―「チームはすごくハッピーだった」

今回のセッションで岩佐が最も重視したのが、レーキ(車体前部を上げた姿勢)での走行データ収集だった。

「今回のセッションは、レーキでの走りが一番大事だと言われていた。3ランク全部できたんですが、コンスタントに綺麗に走らせるというリクエストが多かったので、そこに集中した。コーナーは攻めず、その仕事を完璧にすることができて、チームはすごくハッピーだったのでよかったと思う」

コンスタントスピードの維持を全ストレートで実践し、データ収集に徹した走りでチームの期待に応えた。

アタックラップ―「自分の70〜80%のパフォーマンスを発揮」

レーキを外した後は、ソフトタイヤで2周プッシュする「ダブルクールラップ」形式でのアタックとなった。

「正直、アップタイムに関してはチームも全く求めていなかった。でも、1回目のプッシュである程度の限界が見えて、2回目で自分の70〜80%のパフォーマンスを出せたので、結構よかったんじゃないかなと思う」

ロングラン―いいペースでチームから高評価

アタックの後に行ったハードタイヤでのロングランでも、チームから高い評価を受けた

「ロングランはハードで、いいペースで走れていたようで、チームからもいい評価をもらえました」

VCARBとレッドブル、2台の違い―「全く別に作られている印象」

岩佐は2025年シーズン、VCARBとレッドブル(RBR)の両方でフライデードライバーを務めており、2台のキャラクターの違いについても言及した。

「キャラクターは全然違いますね。全く別で作られているという印象で、癖やリミテーションが違う。グリップの感じ方なども、いろいろな部分が異なる」

ステアリングレシオの違いについても具体的に語った。VCARBはローソン選手と同じレシオで2台ともかなり速いステアリングである一方、レッドブルはスロー側で倍近く切る角度が異なるという。シミュレーターにも同設定を反映させていることを明かした。

「全く同じようにしないと、スリップアングルの感じ方など全てが変わってしまうので、シミュレーターも同様の設定で走っている」

特別な準備はなし―「普通のプレパレーション」

「特にないです。普通のプレパレーションをした。レーキでの走りは前回のレッドブルの時もわかっていた話なので、それに向けた準備をしただけ」

フライデーサポートをVCARBとレッドブルの両方で担っていることが、スムーズな対応につながったとも振り返った。

実車でのドライブがシミュレーターに活きる

「まずはコリレーション(実車とシミュレーターの相関)を取るときの精度です。シミュレーターはまだ完璧ではないので、何が改善できそうかが実車に乗ることでまた明確になった。シミュレーターの精度は高いので、影響力はあると感じている」

チームメイトやドライバーサポートについて

2025年のRBドライバーであるイサック・ハジャーのドライビングスタイルについては、慎重なコメントにとどめた。

「あんまりわからないですね。深く関わっているわけではないので、あまりわからない」

ドライバーへのフィードバックについては、個別対応よりも客観的なデータ収集を優先していると明かした。

「2人とも何を感じて、何をリミテーションとして感じているかを聞き取り、そこを改善するためにシミュレーターでいろいろ試していく。そこを注視してやっていった」

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