【カナダGP 決勝】アロンソ、19番手から怒涛の追い上げもシート問題で無念のリタイア
アストンマーティンにとって不運な展開が続いている。カナダGPでは、序盤に大きな可能性を感じさせただけに、フェルナンド・アロンソの突然のリタイアは一層悔やまれる結果となった。
19番手から驚異のジャンプアップ
スタート直後、アロンソは圧巻の追い上げを披露した。
「いいスタートが切れて、トップ10圏内で戦っていた」と本人も振り返ったように、19番グリッドからわずか数周で9ポジションを上げ、ポイント圏争いへ加わった。
この躍進を支えたのは、タイヤ戦略だった。多くのドライバーがインターミディエイトタイヤを装着する中、アロンソはソフトタイヤを選択。
「ソフトタイヤでスタートしたのは正しい判断だった。インターミディエイト勢は早々にピットインを強いられていたからね」
シートトラブルでレース続行断念

しかし24周目、思わぬトラブルがアロンソを止めた。
「残念ながらレース中にシートに問題が発生し、マシンをリタイアさせることになった」とアロンソ。
さらに、チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラック氏も状況を説明した。
「フェルナンドのレースはシートの問題によって早期終了となった。コックピット内で不快感が生じたため、24周目にリタイアを決断した」
夏以降のアップグレードに期待
苦い結果にもかかわらず、アロンソは週末全体には一定の前進を感じていた。
「同じパッケージでもマイアミより速く走れているようだった。夏休みのアップグレードでパフォーマンスが改善されるのを待つ必要があるが、それまではこのパッケージをさらに最適化していく」
以前からアップグレードは夏以降と公言しており、現実的な姿勢は変わっていない。
なお、チームメイトのランス・ストロールは完走を果たし、最下位を回避。チームにとっては数少ない収穫となった。
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