【カナダGP】アストンマーティン、苦戦の土曜日─クラック氏「決勝はキャデラックとの戦い」
アストンマーティンにとって、カナダGPの土曜日は厳しい一日となった。フェルナンド・アロンソはスプリントレースをリタイアし、その後の本戦予選でもQ1敗退の19番手。チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラック氏も、決勝では「キャデラックとの戦いになる」と現実的な見方を示している。
アロンソ「Q2進出にはまだパフォーマンスが足りない」
セッション後、アロンソは次のように振り返った。
「カナダで走るのはいつも楽しいし、今週末は少し競争力が上がったように感じている。小さなステップではあるが、確実に正しい方向に進んでいる。それでも、Q2に進むにはまだもう少しパフォーマンスが必要だ」
スプリントレースでは、序盤の接触が痛手となった。
「ターン1で接触があって、最終的にリタイアすることになった。明日は、もし雨が降れば面白くなる。新しいレギュレーションでウェット走行はまだ経験していないし、ここはもともとグリップレベルが低い。全員にとってタフなレースになるはずだ」
クラック氏「オペレーション面にも課題があった」

クラック氏も、厳しい現状を率直に認めている。
「モントリオールでの忙しい一日だった。ドライバーたちはパフォーマンスを引き出すために全力を尽くしてくれたが、結果は今の我々の実力を映している。明日の戦いはキャデラックとのものになる」
さらに、チーム運営面での反省点にも言及した。
「オペレーション面でいくつか問題があり、足を引っ張られた一日でもあった。ここは今後改善していかなければならない部分だ。明日の天気予報はウェットを示唆しており、それが我々にチャンスをもたらすかもしれない」
新規参入のキャデラックを直接ライバルとして挙げたクラック氏の発言は、現在のアストンマーティンの立ち位置を象徴している。ホンダ製パワーユニットを導入した今シーズン、限られた開発リソースをどこまで現行マシンへ投入するのか。その難しさが、こうした週末の戦いにも表れていると言えそうだ。
決勝は雨予報。アロンソとアストンマーティンに反撃のチャンスは訪れるのだろうか。
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