フォード 「レッドブルF1とのパートナーシップは当社の主要な柱の強化となる」
フォード・パフォーマンス・モータースポーツのグローバル・ディレクターであるマーク・ラッシュブルック氏は、F1がより環境に優しい時代へと移行していく中で、同社のビジョンとF1のビジョンが一致していることを強調した。
2026年に導入される予定の新しいパワーユニットレギュレーションのため、アメリカの巨大自動車メーカーであるフォードは、レッドブルとパワートレインのパートナーシップを締結した。
新しいレギュレーションでは、2030年までにカーボンニュートラルを達成することを目標とし、グリッド全体の二酸化炭素排出量を削減するために、電動化に重点を置くとともに、持続可能な燃料の開発が進められている。
「持続可能性に重きを置いている我々にとって、重要なことです」とラッシュブルック氏はRacingNews365.comのインタビューで語った。
「私たちにとって非常に重要なことであり、我々の柱の一つだ。確かに、電動化はその一部ですが、世界の多くの地域ではかなり長い間ICEが続くことになる」
「我々は、特定の市場で、責任ある燃料、再生可能な燃料が使用されることを分かっており、すでに燃料や多くのモータースポーツシリーズのシフトを目にしている」
「これまでもいくつかを自分たちでやってきた。昨年のバハでは、低炭素燃料を使用してフォード・レンジャー・ラプターでレースに出場した」
「(低炭素燃料の)テクノロジーについて学び、そのストーリーを伝えることは我々にとって正しいことだった。F1での強力な後押しがあれば、ここで出来ることはもっとたくさんあるはずだ。」
「2026年から持続可能な燃料を使用し、電動化を進め、2030年までにネット・ゼロ・カーボンを目指すというF1やFIAのコミットメントは素晴らしい。これは、我々がやりたいことと非常に一致している」
2021年末にホンダが正式にF1を去った後、レッドブルはパワーユニットに関して独自の道を歩むことを選択した。しかしホンダは、レッドブルがインフラを構築する間、ミルトン・ケインズ(イングランド)に本拠を置く企業との技術提携を続けている。
しかし、ラッシュブルック氏は、フォードが教えを受け入れるだけでなく、全面的にアドバイスを提供することに前向きであると認めた。
「我々は当初、電動化に重点を置いてきたし、今でも電動化に非常に強い力を持っている」と同氏は説明した。
「しかし現実には、ICE側にも開発すべきことがたくさんあり、我々が貢献できること、学べることはたくさんある」
「我々は電動化に重点を置いて参入したが、最初から、そして毎日、何も計画外のことはないと言い続けてきた。フォード・モーター・カンパニーの内部からこのパートナーシップを助けることができるものは何でも利用できるし、我々が学ぶことができ、それを共有することが適切なものであれば、我々はそうする」
「アディティブ・マニュファクチャリングのようなものでさえも、我々はそこにある優れたリソースを活用することができる」
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