【カナダGP】ハース、ベアマンQ2進出も小松代表「本来のスタート地点はここだった」
カナダGPの土曜日、ハースは依然として厳しい戦いを強いられた。スプリントではエステバン・オコンが13位、オリバー・ベアマンが18位。続く予選でも決定的な速さは見られず、ベアマンがQ2進出を果たして16番手、オコンはQ1敗退の17番手に終わった。
結果として、ルーキーのベアマンがベテランのオコンを上回った形となったが、本人は前向きな手応えよりも、ここまで苦戦してきた原因がようやく見え始めたことを重視している。
ベアマン「ようやく問題が見えてきた」

予選後、ベアマンはセットアップ変更によってようやく課題が見え始めたと明かした。
「昨夜、パルクフェルメを破ってセットアップを変更することに決めた。データを深く掘り下げたら、これまで見えていなかった想定外の挙動や特性が見つかったんだ。それでも、今日のレースは本当に難しかった」
ただ、予選では攻められる感触を得られたという。
「予選ではコーナーバランスが少し改善された気がする。自信を持って攻め込めるようになり、フロントをロックさせながらコーナー進入でプッシュできるようになった」
一方で、問題発見が遅れたことへの悔しさも隠さなかった。
「今週末はずっとパフォーマンスが悪すぎて、こうした問題に気づくのが遅れてしまった。他チームならFP1で見つけていたようなことなのにね。明日は厳しいレースになるだろうけど、ウェットならチャンスはあるはずだ」
小松代表「FP1の方向性が大きく外れていた」
チーム代表の小松礼雄氏は、週末序盤のアプローチそのものに問題があったことを率直に認めている。
「全体としては残念な一日だった。ただ、具体的な問題点への理解は深まりつつあり、結果は決して良くないが、ポジティブに捉えられる部分もある」
特に、FP1でのセットアップの外し方が大きかったという。
「我々はもっといい形で週末をスタートするべきだった。FP1でセットアップの方向性を大きく外していたんだ。このサーキットでは、ドライバーが自信を積み重ねていくことが重要になるが、その機会を与えられなかった」
そして、予選でようやく辿り着いた状態こそ、本来あるべきスタート地点だったと振り返った。
「予選でエステバンとオリバーに渡せたクルマこそが、本来週末のスタート時点で用意できているべきものだった」
さらに、過去の苦境を引き合いに出しながら巻き返しへの意欲も示した。
「メルボルンでも同じような厳しい状況はあったが、そこからしっかりクルマを改善できた。今はひとつの壁に直面しているが、すでにいい兆候も見えている。チーム一丸となって解決していくしかない」
新規参入のキャデラックや低迷するアストンマーティンとの接近戦が現実味を帯びるなか、ハースにとっても決勝は重要な一戦となる。雨予報が残るモントリオールで、巻き返しの糸口を掴めるか注目される。
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