フェルスタッペン、記者に退席を要求
鈴鹿での週末が始まった直後、マックス・フェルスタッペンが小さな騒動を巻き起こした。メディアセッションの冒頭、特定の記者が退席しない限り質問には答えないと明言したのだ。
ここ数年のフェルスタッペンは、常に“本音を隠さない”姿勢で知られている。彼は思ったことを率直に口にし、その姿勢が原因でFIAの裁定委員と対立したこともあった。その際には、あえて簡潔な受け答えに徹することで、いわば“箝口令”のような規則への不満を示してきた。
そうした背景があるだけに、鈴鹿のパドック内、レッドブルのホスピタリティで行われた今回の対応は、より大きな驚きをもって受け止められた。フェルスタッペンは最初の質問に入る前に、「イギリスの記者が退席するまで何も話さない」と宣言。記者は困惑した様子を見せたものの、最終的にはその場を後にした。
では、なぜこのような対応に至ったのか。当該の記者は、アブダビでの最終戦後に「スペインGPでのジョージ・ラッセルとの接触について、今振り返って後悔しているか」と質問していた。
この接触によりフェルスタッペンはペナルティを受け、順位は5位から10位へと降格。その結果、9ポイントを失うこととなった。結果的に見れば、このポイント差はタイトル争いにおいて大きな意味を持ち得るものだった。
もっとも、その時点ではフェルスタッペンはタイトル争いに絡む位置にはいなかった。マシンのパフォーマンスが大きく改善し、ポイントリーダーのランド・ノリスを猛追し始めたのは、シーズン終盤に入ってからのことである。
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