サインツ、ウィリアムズの苦境続く、シルバーストーンへの不安も「1.6〜1.9秒差はまだ十分ではない」
2026年F1のバルセロナ戦を終え、ウィリアムズのカルロス・サインツが現状への率直な評価を語った。スペインGPでは2周遅れの12位でフィニッシュし、トップとの差は1.6〜1.9秒。ミッドフィールドとの差も0.6〜0.7秒という深刻な状況に、30歳のスペイン人ドライバーの言葉には焦りとともに冷静な現実認識が滲んでいた。
「アップデートが来ることは知っている。でも十分かどうかはわからない」
フェラーリを離れてウィリアムズのプロジェクトに賭けたサインツだが、チームが新規則のスタートに遅れ、さらに重量超過の問題も抱えた状態での船出となった。アップデートへの期待は持ちながらも、楽観はできないと語った。
「アップデートが準備中であることは知っているし、このチームのアップデートは通常きちんと機能する。ただ、このタイプのサーキットでの遅れを取り戻すのに十分かどうかは確信が持てない。今以上に懸命に取り組む必要がある」
「バルセロナは性能を測る最良のサーキット—だからこそ現実が明確だ」
バルセロナという基準サーキットで明らかになった差の大きさをサインツは数字で示した。
「バルセロナは自動車の性能を測る非常に優れたサーキットだということを忘れてはならない。我々はトップから1.6〜1.9秒遅れており、ミッドフィールドの先頭グループからも0.6〜0.7秒ほど遅れている」
「ミッドフィールドとのギャップはほぼ想定通りだ。ただ中速・高速コーナーで苦しんでいる。鈴鹿でも同じ問題が出た——あそこではミッドフィールドから本当に大きく離されていた。半ラップ分のタイムを失っていた」
「シュピールベルクは少しましになる—でもその後が怖い」
今後の見通しについても現実的なトーンを崩さなかった。
「シュピールベルクは少し改善されるはずだ。でもそれほど励みにはならない。その後にはまた苦しむサーキットが続くから」
「良いサーキットと悪いサーキットがあることを忘れてはいけない。レッドブルリンクの後はシルバーストーンがあり、そこはここバルセロナより厳しくなる。カナダ、モナコ、オーストリアは一時的な息抜きに過ぎない。その後にシルバーストーン、スパ、ハンガリーが控えている」
プロジェクトへの信頼を保ちながらも、数字と日程という冷徹な現実を直視するサインツの言葉には、「我慢の限界」が近づきつつある緊張感が漂っている。
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