【イギリスGP】ステラ代表、マクラーレンの厳しい現状を認める「フェラーリとメルセデスとの差は約0.5秒」
マクラーレンのランド・ノリスは、イギリスGPの決勝で4位に入った。しかしレース後、チーム代表のアンドレア・ステラ氏はその結果が実力以上のものだったと認め、フェラーリとメルセデスとの差について率直に語った。
タイトル争いへ厳しい現実

直近5戦でノリスが表彰台に立ったのは、バルセロナGPでの3位のみ。チームメイトのオスカー・ピアストリも、最後の表彰台は5月初旬のマイアミGPまでさかのぼる。コンストラクターズ選手権ではメルセデスとフェラーリに大きく水をあけられ、現在ランキング3位。タイトル防衛の見通しは厳しい状況だ。
ステラ氏は、シルバーストンの週末を次のように総括した。
「フェラーリとメルセデスに対して、まだ明確な差がある。おそらく約0.5秒だ」
4位でも見えた実力差

ノリスのレース内容についても、ステラ氏は冷静に評価した。
「他のドライバーに起きたアクシデントによる恩恵を受けた。戦略自体は問題なかったし、ランドは古いタイヤでも適切なペースを維持していい仕事をしていた。だが、4位は実力以上の結果だ。自分たちの力というより、他のドライバーが問題を抱えていたことで得られた順位だ」
一方、ピアストリについては、序盤の接触によるフロントウイングの損傷がレースを大きく左右したと説明した。
「ダメージの深刻さを見極めるのが難しかった。データ上ではフロントウイングの損傷が確認できたが、エンドプレート付近だけのように見えたため、もう1周走らせた。すると、その周回でウイングが崩壊した。すぐにピットへ呼び戻し、彼は最後尾近くまで順位を落とした。その後はまずまずのペースを見せたものの、あの位置からポイントを獲得するのは困難だった」
開発ペースでの後れを認める

また、現在の苦戦の理由ついて、ステラ氏は次のように述べている。
「ライバルと同じペースでアップグレードを進められていないことが、おそらく最大の要因だ。アップグレードを投入した各チームは、約0.3秒ラップタイムを短縮している。しかし、仮に私たちが新しいアップグレードパッケージを投入したとしても、フェラーリとメルセデスとの差、先ほど述べた約0.5秒は埋められないだろう」
さらに、シルバーストンでは特有のコンディションも苦戦に拍車をかけたと分析した。
「イギリスでは、グリップ不足も大きな要因だった。難しいコンディションの中でマシンは滑りやすく、風の影響で挙動も予測しづらかった。こうした状況では、グリップとダウンフォースに優れたマシンの方が有利になる。マシンの挙動が予測しやすくなるからね」
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