フェルスタッペン、予選4位に「もう少し期待していた」

2025年F1ベルギーGPの土曜日、マックス・フェルスタッペンは、スパ・フランコルシャンでスプリントレースを制したことに満足を示した一方で、その後の予選4位という結果に不満を示した。

2番手スタートから逆転勝利を飾ったスプリントレースについて、フェルスタッペンは「今日スプリント勝利を挙げられたのは素晴らしかった。お気に入りのサーキットでP1フィニッシュできるのはいつでも最高だ」と喜びを語った。

勝利の要因について、「僕らが持っていたトップスピードが有利に働いた。マクラーレンを後ろに抑えられるか分からなかったが、大きなミスをせず、バッテリーマネジメントも本当に良くできた」と分析。

「素晴らしいサプライズで、チームとうまく働けた。週末の残りに向けて、今日はみんなにとって良いブーストになった」と手応えを示した。

一方、その後の予選については、「正直、もう少し期待していた。なぜかQ3では同じグリップとマシンのフィーリングがなかった」とコメント。

「僕らが持っていたセットアップがドライビングでの感触を助けてくれることを期待していたが、そうはいかなかった。望んでいたバランスがなく、マシンを限界までプッシュして、コーナーを攻めることができなかった。これはスパでは本当に必要なことなんだ」

自身のミスについては、「1回目のラップの最終コーナーでホイールスピンがあり、2回目のラップではターン1で既にラップタイムが落ちていた。理想的ではなかった」と具体的に振り返った。

マクラーレンとの差については「僕らはマクラーレンにかなり近かったので、P4でフィニッシュしたのは残念だ。少なくともP3は期待していた」と悔しさを見せた。

「勝利争いは厳しいだろう。両方のマクラーレンがウェットでも速いままだろうから、奇跡は期待していない。でも、表彰台を目指して戦い返したいし、天候によってレースでは多くのことが起こる可能性がある」と、決勝に向けて現実的ながら前向きな姿勢を見せた。

【ベルギーGP】フェルスタッペン、スプリント勝利も予選4位に「もう少し期待していた」