フェルスタッペンの去就に注目—ベルガー氏「半年から1年で必ず強さを取り戻す」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンはハンガリーGPでも表彰台に立った。しかし今季はまだ優勝を挙げていない。それも時間の問題だと、ゲルハルト・ベルガー氏は見ている。
今季未勝利のフェルスタッペン
今季のマシンと、新規則で求められる走り方に、フェルスタッペンはまだ完全には慣れていない。直近のハンガロリングでも、優勝したランド・ノリスに続く2位でフィニッシュした。それでも、現在のレッドブルが流れを支配できていないのは明らかだ。
コンストラクターズランキングでもそれは表れている。ミルトンキーンズを拠点とするチームは、全11戦を終えて4位に位置し、3位のマクラーレンとの差は43ポイントと大きい。ドライバーズランキングでもフェルスタッペンは現在総合6位で、5位につけるチャンピオンのノリスに19ポイント差、首位のキミ・アントネッリとは実に110ポイントもの差がついている。
今季まだ1勝もできていないフェルスタッペン。優勝できるマシンが欲しいと繰り返し口にしていることもあり、パドックでは彼の去就をめぐる憶測が飛び交っている。今のチームに残るのか、それとも他チームへ移籍するのか。移籍が現実味を帯びた場合の候補は限られており、ブランドル氏はフェラーリ、マクラーレン、メルセデスの3チームに絞られると分析している。そして再びレースで勝てるようになるのはいつなのか。契約は2028年まで残っているが、パフォーマンス条項によって、それより早く離脱する道が開ける可能性もある。フェルスタッペンの去就は、レッドブル及び系列チームの2027年シート構成にも直結するテーマであり、角田裕毅 最新情報・2027年シート動向にまとめている通り、ドライバー市場全体の行方を左右する変数となっている。
ベルガー氏、フェルスタッペンとレッドブルを評価
ベルガー氏によれば、フェルスタッペンが待たなければならないのはあと数カ月程度だという。元F1ドライバーの同氏は「Formula1.com」の専門家パネルでこう語った。「私はマックスのファンだ。彼は際立って強いドライバーだと思う。そしてレッドブル・レーシングを見ると、彼らはまったく新しいパワーユニットを作り上げた。もちろん他社から優秀な人材を何人か獲得してもいる。それでも、自社製パワーユニットを投入した初年度から、メルセデスやフェラーリのような経験豊富なメーカーと渡り合えているのは、かなり見事なことだ」
「もちろん、現在信頼性の問題を抱えているのは決して喜ばしいことではない。特にリアウイング関連はそうだ。ただ、耐久性に苦しんでいるのは他チームも同じだ」と、このチロル出身者は続けた。「そして、彼がチームと歩みを共にし、チームがさらに優秀な人材を何人か獲得できれば、レッドブル・レーシングとマックスは今後半年から1年のうちに、再びとても強くなれると私は信じている」。10回のGP優勝を誇るベルガー氏はそう確信している。
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