イギリスGP、2034年までの10年契約!80年以上の歴史へ

F1は、イギリスGPが少なくとも2034年まではカレンダーに残ることを発表した。プロモーターのシルバーストンと、そのオーナーであるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)との間で10年間の延長契約が結ばれたためだ。

f1初グランプリ以来の歴史

1950年に初めてF1グランプリが開催されたシルバーストン・サーキットは、3者の新たな合意によって80年を超える歴史を持つことになる。

1950年のジュゼッペ・ファリーナから2023年のマックス・フェルスタッペンまで、74年にわたってシルバーストンでチェッカーフラッグを受けたF1ドライバーは数多く、ルイス・ハミルトンはイギリスGP通算8勝という記録を保持している。

近年、イギリスGPはF1カレンダーの中でも最大級の観客動員数を誇るイベントとなっており、2023年にはスポーツ、音楽、文化界の大物たちが集まり、48万人という記録的な観客を集めた。

また、F1において常に重要な役割を担ってきたイギリスは、F1の10チームのうち7チームの本拠地でもある。

そんな2024年のイギリスGPは7月5日から7日にかけて開催される。

シルバーストンはF1の歴史の中心

F1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは、「今回の合意により、イギリスGPがあと10年間カレンダーに残ることを発表できることをうれしく思う。」と話した。

「シルバーストンはF1の歴史の中心に位置する象徴的な会場であり、このイベントはコース上での素晴らしいレースとコース外での素晴らしい体験で世界中のファンを魅了し続けている。」

「BRDCのピーター・ディグビー、スチュアート・プリングル、そしてイギリスGPを新たな高みへと導くために尽力してくれたシルバーストン・チーム全員に感謝したい。」

今後のサーキット発展の基盤

また、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブの会長を務めるピーター・ディグビーは、次のように語った。「シルバーストンでのF1イギリスGP開催を10年間延長できることをうれしく思う。」

「この契約上の保証は、サーキットを年間を通じて国際的なモータースポーツとレジャーの目的地へと改善し、変貌させ続けていく中で、会場のさらなる発展のための強固な基盤となるだろう。」

「2024年のF1シーズンは、9人のBRDC正会員と名誉会員がグリッドにつくことになり、ルイス・ハミルトン、ランド・ノリス、ジョージ・ラッセル、そしてアレックス・アルボンの活躍は、我々の若い世代への継続的なサポートの成果を表している。」

また、「この長期的なコミットメントは、F1にとってのイギリスGPの重要性を反映したものであり、世界で最も熱狂的で知識豊富なファンであるイギリスのファンに、世界水準の体験を提供する我々の能力を認めてくれたものだ。」とシルバーストンの最高経営責任者(CEO)であるスチュアート・プリングルは付け加えた。

「ホームチーム、そして特にグリッドにいるイギリス人ドライバーへの声援がシルバーストンの雰囲気を独特なものにしており、私はこのスポーツへの情熱を生かし、今後10年間でこのイベントを次のレベルに引き上げることを楽しみにしている。」

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