リカルド「レースが台無しになってしまった」
RBは、ダニエル・リカルドと角田裕毅が同じリスタートで他車に接触され、悔しいダブルリタイアを喫した。
リカルドは今季最高のレースを展開し、ポイント圏内を走っていた。
しかし、最初のセーフティカーによる再スタートでランス・ストロールと接触し、チームメイトの角田裕毅もケビン・マグヌッセンと接触してリタイアを余儀なくされた。
セーフティーカーが解除される前にストロールは不意を突かれたようにRBの後方に突っ込み、リカルドに激しくぶつかってマシンを宙に浮かせた。
リカルドはセーフティカーの状況下で数周レースを続行したものの、受けたダメージが大きすぎるとしてピットに戻り、リタイアした。
「前のクルマを見て、何が起こっているのかを確認する必要がある。ちょっとぶつかったとかじゃなくて、クルマの真下に突っ込んできたんだ。悔しいよ」とリカルドは語った。
「ダメージが大きかったので、リタイアせざるを得なかった。スタート後、第2スティントではかなり挽回できたし、何が起こったかはわからないけど、いい位置につけていた。だから、自分のレースが誰かに台無しにされるのは悔しい」
リカルドは少なくとも、週末全体を通してペースとマシンへの理解が向上したというポジティブな面を見ることができた。
しかし、そのポジティブさには、今季初ポイントを獲得するための”チャンスを逃した”という苦い味も含まれている。
スチュワードはストロールの過失を認め、ストロールに10秒のタイムペナルティを科したが、リカルドにとっては慰めにならないだろう。
一方、チームメイトの角田裕毅はハースのマグヌッセンの前を走っていたが、マグヌッセンがオーバーテイクを試みた際に角田のマシンに追突。
角田はマシンにダメージを負い、リタイアを余儀なくされた。
「彼は僕のリアに接触してきたんだ。だから僕は何もできなかったし、外にスペースもなかった。残念な結果だ」
「ペース自体は良かったし、スタートでも5つポジションを上げることができたと思う。こんな終わり方になってしまったことにもどかしさを感じている」
ストロールと同様、マグヌッセンにも過失があるとみなされ、このクラッシュでタイムペナルティが科せられた。
しかし、コンストラクターズランキング6位争いのライバルであるハースが得点を挙げた日に、RBは2台がレースをリタイアで終えたことで残念な結果に終わった週末から前に進みたいだろう。
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