バスール、中国GPでのフェラーリの結果に不満
フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、先週の中国グランプリでSF-24がレースペースに苦しんだ理由、特にハードタイヤでの苦戦について、マイアミグランプリ前に理解できることを望んでいる。
中国グランプリでは、シャルル・ルクレールが4位、チームメイトのカルロス・サインツが5位に入り、両ドライバーがポイントを獲得した。
フェラーリは両車とも1ストップ戦略を採用し、サインツとルクレールは上位でレースを終えることができた。
レース後、チームのパフォーマンスについて問われたバスールは、SF-24は中国のサーキットでもっと良いレースペースを見せるべきだったと考え、結果にやや失望した様子を見せた。
「グリッド上のポジションを考えると、今日の順位としてはこれ以上を期待できなかったかもしれない」と、バスールはレース後の上海で語った。
「しかし、レースペースについては、もっと期待していた。特にハードタイヤで苦戦した理由を理解し、マイアミに向けて予選、レースともにペースを改善する必要がある。現在、わずかな差が大きな違いを生んでいる」
中国グランプリでのフェラーリの戦略について、バスールは当初の計画は2ストップだったが、バルテリ・ボッタスのリタイア後にセーフティカーが入ったため、表彰台を目指して1ストップ戦略に切り替えざるを得なかったと説明した。
「両ドライバーを2ストップ戦略にしていたが、シャルルはミディアムタイヤでのスティントを上手く引き延ばしていた。バーチャルセーフティカーが導入された時、1ストップに切り替え、表彰台を争えることを期待した」とバスールは付け加えた。
「残念ながら、カルロスはセーフティカーの直前にピットインしていたため、彼も1ストップに切り替えなければならなかった。当然、レースの終盤は少し慎重にならざるを得なかったが、それでも今日可能な最高の結果を残した」
中国グランプリ後、フェラーリはコンストラクターズランキングで依然2位につけているが、レッドブルに44ポイント差をつけられ、3位のマクラーレンには55ポイント差をつけている。
F1は5月3日から5日にかけて、シーズンのヨーロッパラウンド開始前の最後のレースであるマイアミで第6戦が行われる。
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