角田裕毅、2025年シーズンのレッドブルF1のリザーブドライバーに就任へ
レッドブルF1チームの姉妹チームであるVisa Cash App RBで5シーズンを過ごしてきた日本人ドライバー角田裕毅(24)が、2025年シーズンからレッドブルF1のリザーブドライバーを務めることが明らかになった。マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として期待されていた角田だが、オーストリアの名門チームは最終的に異なる判断を下した。
セルジオ・ペレスが2024年シーズンで不調が続いたことを受け、レッドブルF1は若手のリアム・ローソンを起用することを決定。オートスポーツ誌およびレーシングニュース365の報道によると、角田は2025年シーズン、レッドブルF1のリザーブドライバーとして新たな役割を担うことになるという。
この人事により、角田はローソンが期待されたパフォーマンスを発揮できない場合のバックアッププランとなるだけでなく、レギュラードライバーが走行できない状況が発生した際の第一候補となる。特に、現在8ポイントのペナルティポイントを抱えるフェルスタッペンは、2025年シーズンに向けて出場停止のリスクを抱えている状況だ。
4度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンは、あと4ポイントで自動的にレース出場停止となる状況にもかかわらず、自身のスタイルを変更する意思がないことを表明。2025年シーズンの最初の11戦では特に慎重な走りが求められる。なお、6月30日には2ポイントが失効する予定だ。
レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は昨年末、2025年末で契約が満了となる角田について、次のようにコメントしている。
「正直なところ、今年(レッドブルF1での)機会を与えられないのであれば、(角田を)維持する意味があるのか疑問だ」
「育成チームで5年間ドライバーを抱え続けることはできない。永遠にサポート役のポジションにいることはできないのだ。その時点で手放すか、別の選択肢を考える必要がある」
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