ホーム » F1 ニュース » 【バルセロナGP】岩佐歩夢、RB22初走行の感触を語る―「コーナーは楽しい、クリッピングは課題」

【バルセロナGP】岩佐歩夢、RB22初走行の感触を語る―「コーナーは楽しい、クリッピングは課題」

· ·

2026年F1第7戦バルセロナ=カタルーニャGPのFP1で、レーシングブルズのリザーブドライバーを務める岩佐歩夢が、アイザック・ハジャーに代わりレッドブルのRB22を駆った。これが通算6回目となる公式セッション走行だ。セッション後のインタビューで岩佐は、2026年新規則マシンへの第一印象と課題を率直に語った。

「シミュレーターのイメージと大きくは違わなかった」

今回のFP1起用は2026年レギュレーションで義務付けられたルーキー走行枠の一環であり、岩佐にとってはレッドブルのF1マシンを公式セッションで走らせる初の機会となった。 

走行の感触について岩佐はこう語った。「シミュレーターの段階からイメージを持って挑めたので、極端に違うところはなかった。もちろん違う部分はあるけど、走り出してから今年のクルマの特徴をつかんでいくことができた。限界まで攻めるセッションではなかったけど、スピードを上げていくステップは自分としてはいい形でできたと思う」

なお序盤はレーキ(車高傾斜角)を付けた状態での走行制限があり、本来のポテンシャルを引き出すには至らなかったが、セッション全体を通じて着実にペースアップできたと自己評価した。

「コーナーは面白い、でもクリッピングはフィーリングを損なう」

2026年マシン全体の印象については、肯定と課題の両面を明確に述べた。

「ドライバーがやることが増えたかというとそうじゃなくて、PUの制御はチーム側でできる部分が多い。ちゃんと理解しておけば大きな問題はないと思う。コーナリングに関しては今年のクルマはすごく面白い。ダウンフォースが減った分、自分でコントロールしなければいけない領域が増えていて、その辺は楽しいと感じる」

一方でスーパークリッピング問題については率直に不満を示した。「クリッピングが大きく出ると、攻めている感じが薄れてしまってフィーリングとしては良くない。ただ、このクルマが楽しくないかというとそうではない」

さらにこう付け加えた。「カートから積み上げてきたレーシングドライバーとしての基本的な運転の仕方が全く役に立たないという人もいるけど、自分はそこまでは思わなかった。スピード域はF2より速い分、ブレーキングポイントの合わせ方などで極端な差はない」

ハジャーからのアドバイスは「乗って感じた方が早い」

走行前にハジャーから具体的なアドバイスをもらったかを問われると、岩佐はこう答えた。「去年のクルマとの違いで気になる2〜3のポイントだけ聞いた。ただ、ハジャーからも『乗ってみて感じた方が早い』という話だった。2025年バーレーンGPでフェルスタッペンのマシンに乗ったときも同じで、マックスからもプロのドライバーとして乗って感じてみた方が早いと言われていた。がっつりアドバイスをもらったわけじゃなくて、本当にフューポイントもらった感じ」

現状はアンダーステア気味、チームの改善が必要

今日のセッション限りの印象として、マシンの仕上がりについても言及した。「今のセッションだけで言うとアンダーステアが出ていて、フロントタイヤもすぐ磨耗する感じ。今の週末を走り出すとして、チームとしてはインプルーブメントが必要な状態だと思う」

ただし、これはセットアップの仕上がりの問題という認識もある。「コーナリングスピードがある程度落ちている分、ダウンフォースが減っている分、コントロールのしやすさというかウィンドウが増えている感じもある。ダウンフォースが増えれば増えるほどシビアになる」

今後のレッドブルのホームサーキット(レッドブルリンク)出走の予定については、「まだ予定には入っていない」と述べるにとどめた。

【関連記事】

類似投稿