レッドブル、2022年メルボルン以来のマシンリタイアで「多くの教訓を得た」
レッドブルはオーストラリアGPで2年ぶりにマシントラブルによるリタイアを喫したマックス・フェルスタッペンのリタイアから”多くの教訓”を得たと語った。
フェルスタッペンはオーストラリアGPのポールポジションからレースをリードしたが、すぐに追いつかれた。
最終的に優勝したフェラーリのカルロス・サインツに抜かれてしまった。
フェルスタッペンが駆ったRB20はブレーキドラムの火災に見舞われ、右リヤホイールから煙が上がっていた。
まるでハンドブレーキを引かれたような感覚だったというフェルスタッペンは、2年前のメルボルン以来となるリタイア。
9連勝と43レース連続完走という偉業に終止符を打たされてしまった。
「ブレーキの問題だった」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはレース後に語った。
「そのため、マックスが言ったように、ハンドブレーキがかかったような状態になってしまった。」
「クルマはもちろん、すべての部品が戻ってきたし、ダメージを調べている。」
開幕2戦で優勝し、フェラーリのシャルル・ルクレールに4ポイント差をつけてドライバーズランキング首位を走るフェルスタッペンが、クルマから降りて、レッドブルのガレージに戻った際、なぜ彼があれほど憤慨していたのかと尋ねられたホーナーは、次のように答えた。
「リタイアしてマシンを降りたとき、ドライバーがフラストレーションを感じるのは明らかだ。」
「でも、彼はチームやメカニックのみんなにとても礼儀正しかったと思う。この2年間、メカニカルなリタイアがなかったのは驚くべきことだ。」
「3レースを終えて、あのリタイヤにもかかわらず、彼がまだドライバーズランキングをリードしているのは驚くべきことだ。でも言ったように、今日得た教訓はたくさんある。」
また、フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスがフェルスタッペンの不在中に優勝を逃したこともレッドブルにとっては痛手だった。
しかし、ホーナーが説明したように、ペレスはレッドブル11号車で自分自身の問題と戦っていた……。
「彼はおそらく気づいていないだろうが、フェルナンド(アロンソ)をパスした直後、あるいはパスしている間にダメージを負ってしまった」とホーナーはペレスのレースについて説明した。
「彼はマシンのフロアからかなりの量のダウンフォースを失った。」
「その結果、タイヤデグ(デグラデーション)が悪化し、スティント終盤に調子が悪くなった。だから、今はそれが何故起こってしまったのかを理解する必要がある。」
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