洪水被害が多発するエミリア・ロマーニャ州にF1が寄付…グランプリ用の食料も

エミリア・ロマーニャ州で発生した大規模洪水によりイモラ・サーキットでのエミリア・ロマーニャGPが中止に。被害が発生した地域を支援すべく、F1が地域安全・市民保護局に100万ユーロ(約1億5千万円)の寄付を行うと表明した。

緊急サービスやインフラといった地元リソースを奪いかねないとしてF1は17日(水)、統括団体の国際自動車連盟(FIA)、イタリア自動車クラブ(ACI)、州長を含むエミリア・ロマーニャ州関係者ならびに現地プロモーターとの協議を経て、イベントの中止を決定した。

今週の豪雨により42の自治体で50以上の洪水と280件の土砂崩れが発生。今も2万人以上が停電に見舞われ、自宅からの避難者は1万人を超え、少なくとも14名が死亡した。

イモラ出身のF1 CEO ステファノ・ドメニカリ氏
イモラ出身のF1 CEO ステファノ・ドメニカリ氏

F1は洪水被害を受けた同地域を支援するため100万ユーロの寄付すると明らかにした。また、パドッククラブやチーム、ホスピタリティのために用意されていた飲食物も寄付される予定。

F1のステファノ・ドメニカリCEOは「私はエミリア・ロマーニャという素晴らしい土地で生まれ育ったが、この地域は今、その歴史の中で最も悲劇的な瞬間にある」と語った。

「状況は深刻だが、イタリア全土の多くの人々と同様、その回復力と情熱によってエミリア・ロマーニャの人々はこの危機を乗り越えることができると私は信じている」

「この困難な時期にあるからこそ、彼らを支援するために全力を尽くさなければならない。だから現地での救援活動を支援するために寄付を行う」

「F1コミュニティーを代表して被災者の方々に思いを馳せると共に、救急隊員の素晴らしい働きに感謝したい」

フェラーリ、被害に見舞われた地域に支援を発表 フェラーリ、フィアットCEOのベネデット・ヴィーニャ氏と、ジョン・エルカーン会長
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