メルセデス、モナコGP再審請求を取り下げガスリー復権への抗議から撤退
アルピーヌによる申請でピエール・ガスリーがモナコGP3位を取り戻した件をめぐり、メルセデスがマクラーレンとレッドブルに続いて再審請求を申請したが、その後撤回したことをFIAが発表した。
経緯を整理する
モナコGPでガスリーはピットレーンの速度制限違反として2回のタイム加算ペナルティを受け、3位から7位に降格していた。しかしアルピーヌが「再審査の権利」を行使し、ガスリーが実際には60km/hの制限速度を超えていなかったことを証明した。FIAは計測ミスを認め、ガスリーに3位を返還した。
この結果に不満を持ったのがレッドブルとマクラーレンだ。レッドブルはそれまでアイザック・ハジャーの3位を喜んでいたが、ガスリーの復権によって失われた。マクラーレンもオスカー・ピアストリへのペナルティが絡んでいることから影響を受けていた。両チームはガスリーがペナルティを消化しないままレースを続けたことで後から加算されたペナルティが取り消されたことを、不公平だと主張した。
メルセデスも当初は申請に参加

メルセデスも当初この再審申請に加わった。チーム代表のトト・ヴォルフ氏はバルセロナで「原則の問題だ」と強調しつつも、成功の見込みは低いと認めていた。これが最終的に申請取り下げの理由となったとみられる。
メルセデスのジョージ・ラッセルにとってもモナコのピットレーン速度制限問題は痛手だった。チームが2回目のピットストップでペナルティの消化を忘れ、ドライブスルーペナルティを科されてポイント圏外に転落していたからだ。
審査の行方
レッドブルとマクラーレンの申請は依然として続いている。この問題はF1における速度制限違反の計測精度と、ペナルティ消化のタイミングに関する手続き上の公平性という、より広い問いを提起している。
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