「市場価値が急落している」元王者ロズベルグ&ヴィルヌーヴ、ノリスに翻弄されるピアストリに厳しい警告
2025年の夏、マクラーレンのエースであるオスカー・ピアストリは、未来の世界チャンピオン筆頭候補に見えていた。しかし2026年シーズンに入ると、彼はチームメイトのランド・ノリスの後塵を拝することが多くなり、現在はドライバーズランキング6位に甘んじている。この現状に対し、かつてのF1世界王者であるニコ・ロズベルグとジャック・ヴィルヌーヴの二人が厳しい警告を発した。
ピアストリの2026年シーズンは、つまずきからのスタートとなった。開幕のオーストラリア、そして中国ではマシンの戦闘力が噛み合わず、第3戦日本GPでようやく本領を発揮して見事2位表彰台を獲得。続くマイアミGPでも3位に入り、勢いに乗るかと思われた。
しかし、それ以降はスランプが続いている。カナダで11位に終わると、モナコとスペイン(バルセロナ)では精彩を欠く5位フィニッシュ。完全にチームメイトのランド・ノリスの影に隠れてしまっている。
一体、ピアストリの身に何が起きているのか? 2016年のF1世界王者であるニコ・ロズベルグ(41歳)と、1997年の王者ジャック・ヴィルヌーヴ(55歳)は、SkyのF1解説者として訪れたバルセロナGPのパドックで、現在通算9勝を挙げているこの若き才能について持論を展開した。
ロズベルグ「新規則のマシンに苦しんでいる、市場価値は急落した」
ニコ・ロズベルグは、ピアストリの現状が予想外だったと語る。
「ここ最近の彼はあまりうまくいっていない。この数週間で、彼の市場価値は急落してしまった。昨年は常にランド(ノリス)と互角の戦いを演じていたから、今の状況は少し予想外だったよ。完全にランドが一歩先を行っている」
「新しいレギュレーション、そして新しいマシンに対して、オスカーは明らかにまだ快適さを感じられていないようだ。これは少し奇妙なことだし、彼は今すぐにでもこの問題に取り組まなければならない。完全に置いていかれつつあるからね」
ヴィルヌーヴ「わずか半年で誰も噂しなくなった。それがF1の残酷さだ」
さらに辛口な評価で知られるジャック・ヴィルヌーヴも、ロズベルグの意見に同意し、F1というスポーツの冷徹な現実を突きつけた。
「この傾向は昨年からも見えていた。シーズンの半ば、彼はパドックで『最大の新星』として誰もが噂するパドックの主役だった。しかし、そこから調子が落ち込み、フォームを崩してからはまだ復活できていない。本当に奇妙なことだ」
「現在の状況を見てみろ。誰も彼のことを話さなくなった。それも、わずか半年かそれ以下の期間でだ。非常に奇妙だが、僕たちがよく言うように『ドライバーの価値は直近のレースで決まる』んだよ。それがこのスポーツの残酷なところだ」
「数多くの世界タイトルを獲得したルイス・ハミルトンのような実績があれば、過去の栄光に頼ることもできる。だがそれ以外のドライバーは、2、3レースも悪い走りが続けば、F1の世界はもう君の話題をしなくなるんだ」
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