【バルセロナGP予選】ラッセル、ポール奪取―アントネッリの連続記録を止め「また本来の自分に戻れた」
2026年F1第7戦バルセロナ=カタルーニャGP予選で、メルセデス・ジョージ・ラッセルが1分14秒679を記録してポールポジションを獲得した。チームメイトのキミ・アントネッリが持っていた5連続予選PP記録もここで止まった。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が0.064秒差の2位につけ、アントネッリは0.319秒差の3位。シャルル・ルクレール(フェラーリ)はQ3でクラッシュしタイムなしの10位に終わった。
猛暑の中、Q1から激しい首位争い
Q1では気温30.5℃、路面温度50℃超という厳しい条件下でのセッションとなった。ハミルトンがQ1トップから1/10秒差でラッセルが続き、ルクレールがさらに同差でラッセルの後ろにつけた。フェルスタッペンは序盤に1分16秒352でトップに立ったが、ルクレール、ラッセル、ハミルトン、オスカー・ピアストリ、ランド・ノリスに次々と抜かれ7位に落ちた。
ストロールのターン10でのコース逸脱が黄旗を招き、最終的にエステバン・オコンが17位、アレックス・アルボン18位、セルジオ・ペレス19位、バルタリ・ボッタス20位。ランス・ストロールが21位でフェルナンド・アロンソの22位が最後尾となり、地元ファンを落胆させた。アロンソのQ1敗退はスペインのホームレースで特に痛い結末となった。
Q2でヒュルケンベルクが意地のQ3進出
Q2はメルセデス、フェラーリ、レッドブルが早々にベストタイムを確定させ箱に引っ込む一方、マクラーレンとその他が最後まで奮闘した。ニコ・ヒュルケンベルクは一時コース外走行でタイム抹消のペナルティを受けたが、最終的にヒュルケンベルクはQ3に進出。ラッセルはQ2ベストタイムの1分15秒228を記録した。一方ノリスとピアストリはQ2をそれぞれ4位と7位で通過し、Q3での逆転を狙う形となった。
Q3序盤にルクレールがクラッシュ、赤旗で大波乱
Q3開始から1分足らずでルクレールがターン4出口でリアを失ってクラッシュ。グラベルに突き刺さり、メディカルカーが現場に派遣されるほどの衝撃(25G超)だった。このクラッシュ前にタイムを記録していたのはピアストリ(1:15.176)とフェルスタッペン(1:15.328)の2名のみ。
赤旗中断から12分後に残り8.5分で再開。ラッセルはウォームアップラップでの不必要な低速走行で警告を受けたが、最初のアタックで1分15秒145を記録し暫定ポールに立った。
最終アタックでドラマ―アントネッリが一瞬トップも、ラッセルが逆転
最終アタックでアントネッリが一時ラッセルを上回ってトップに立ったが、ラッセルはその0.3秒速いタイムで逆転してフィニッシュ。さらにハミルトンが驚異的なファイナルラップでアントネッリを上回り、2位に割り込んだ。ノリスとアントネッリの差はわずか0.003秒という大接戦だった。
ラッセルのコメント「また本来の自分に戻れた」
ポール獲得後のラッセルは喜びをあらわにした。「素晴らしい週末になっている。毎ラップでトップポジションを争っている、またかつての自分に戻った感じだ。ここ数戦はいろんな理由でうまくいかなかったが、新たな気持ちで来てここでポールに立てたことは素晴らしい」
決勝についても高い緊張感を予測した。「面白いレースになるだろう。ルイスが素晴らしい仕事をして2位を獲得した。これは本当のサプライズだ。我々メルセデス勢がマクラーレンとポール争いをすると思っていたのに、ルイスが1日中速かった。確実に激しい戦いになる。キミも素晴らしい予選をした。楽ではないが、準備はできている」
なおラッセルにとってこれはキャリア10度目のポール、バルセロナでは初のポールポジションとなった。
【バルセロナGP】予選結果
| 順位 | 号車 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | 周回数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:15.717 | 1:15.228 | 1:14.679 | 13 |
| 2 | 44 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1:15.625 | 1:15.418 | 1:14.743 | 14 |
| 3 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:15.977 | 1:15.295 | 1:14.998 | 14 |
| 4 | 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:16.287 | 1:15.361 | 1:15.001 | 14 |
| 5 | 3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:16.352 | 1:15.484 | 1:15.021 | 12 |
| 6 | 6 | アイザック・ハジャー | レッドブル | 1:16.427 | 1:15.754 | 1:15.077 | 14 |
| 7 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1:16.138 | 1:15.518 | 1:15.090 | 15 |
| 8 | 30 | リアム・ローソン | レーシングブルズ | 1:16.673 | 1:15.585 | 1:16.542 | 14 |
| 9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:16.066 | 1:15.768 | 1:16.657 | 17 |
| 10 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:15.964 | 1:15.281 | DNF | 8 |
| 11 | 41 | アービッド・リンドブラッド | レーシングブルズ | 1:16.425 | 1:15.840 | — | 8 |
| 12 | 5 | ガブリエル・ボルトレート | アウディ | 1:16.616 | 1:16.001 | — | 9 |
| 13 | 43 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1:16.590 | 1:16.191 | — | 12 |
| 14 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1:16.599 | 1:16.261 | — | 12 |
| 15 | 87 | オリバー・ベアマン | ハース | 1:16.571 | 1:16.389 | — | 15 |
| 16 | 55 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ | 1:16.881 | 1:17.827 | — | 15 |
| 17 | 31 | エステバン・オコン | ハース | 1:17.073 | — | — | 9 |
| 18 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1:17.424 | — | — | 9 |
| 19 | 11 | セルジオ・ペレス | キャデラック | 1:17.545 | — | — | 6 |
| 20 | 77 | バルテリ・ボッタス | キャデラック | 1:17.757 | — | — | 9 |
| 21 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:18.758 | — | — | 8 |
| 22 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1:18.815 | — | — | — |
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