記録的な1年を終えたレッドブルが2024年に目指すもの

2023年のレッドブルは22レース中21レースで優勝を飾り、まさに圧倒的な強さを誇った。そのうち19勝はマックス・フェルスタッペンのもので、記録破りの形で3度目のドライバーズタイトルを獲得した。果たしてフェルスタッペンはこの成功を繰り返すことができるのだろうか?2024年のF1シーズンに向けて、ワールドチャンピオンに君臨するドライバーたちの情報をお届けしよう。

2024年のドライバー

マックス・フェルスタッペン #1: ワールドチャンピオン3回、優勝54回、ポールポジション32回、表彰台98回、2586.5ポイント、185回レース出場

セルジオ・ペレス #11: 優勝6回、3ポールポジション3回、表彰台35回、1486ポイント、258回レース出場

マックス・フェルスタッペンはレッドブルのドライバーとして9年目のシーズンを迎える。トロロッソでF1キャリアをスタートさせ、2016年にレッドブルチームに昇格した当時18歳のフェルスタッペンは、スペインGPでのデビュー戦で優勝を飾った。

フェルスタッペンは2021年に自身初のワールドチャンピオンに輝き、2022年と2023年にもタイトルを獲得。フェルスタッペンは2028年末までレッドブルと契約を結んでいるため、この統計は今後さらに驚異的な記録に達する可能性がある。

一方、ザウバー、マクラーレン、フォース・インディアを経て、2021年にミルトン・キーンズを本拠地とするレッドブルに加入したセルジオ・ペレス。レッドブルで4度目のキャンペーンに臨むペレスは、2024年にさらなる安定性を築き、2025年もフェルスタッペンのチームメイトになることを目指している。

昨シーズン

2023年シーズンはレッドブルにとってこれ以上ないほど順調だった。開幕から4戦でフェルスタッペンとペレスが2勝ずつを挙げ、あっという間に後続を置き去りにした。

フェルスタッペンはその後、マイアミとモンツァの間で10連勝を達成。この連勝はシンガポールGPでのカルロス・サインツの優勝によって途絶え、シンガポールGPはレッドブルにとっては最も厳しい週末となった。

ペレスがシーズンが進むにつれて一貫性を見つけるのに苦労する一方で、フェルスタッペンは6レースを残してカタール・スプリントでワールドタイトルを決めた。ペレスはドライバーズランキングでレッドブルにとって初の1-2フィニッシュを果たすのに十分な活躍を見せ、コンストラクターズランキングでは2位のメルセデスに451ポイントの大差をつけてタイトルを獲得した。

レッドブルの歴史

現在レッドブルとして知られるチームの起源は、ジャッキー・スチュワートとその息子ポールによって設立されたスチュワート・グランプリチームにある。1997年から1999年にかけて3年間活動した後、フォードがチームを買収し、2000年にジャガー・レーシングとなった。

ジャガーは苦戦を強いられ、2005年に飲料メーカーのレッドブルに買収された。レッドブルはそれまでザウバーのスポンサーを務めていたが、2005年に独立。

それ以来、レッドブルは113勝、264回の表彰台、6度のコンストラクターズチャンピオンシップ、7度のドライバーズタイトルを獲得している。

偉大な功績

2009年に初優勝を飾ったレッドブルは2010年から2013年にかけて大成功を収め、セバスチャン・ベッテルとのパートナーシップによって4年連続でコンストラクターズとドライバーズランキングを制覇した。

この偉業は2023年に3年連続3度目のドライバーズタイトルと2度目のコンストラクターズタイトルを獲得したチームの前人未到の覇権に匹敵するものであることは間違いない。

2024年への重要な目標

2023年の驚異的な成績を考えると、2024年にレッドブルが改善すべき点を見つけるのは難しいかもしれない。しかし、競争が激化するサーキットでの優位性を維持するため、レッドブルはその地位に安住することはないだろう。

フェルスタッペンはRB19がストリートサーキットではあまり強くないと語っており、レッドブルはこの弱点を新型マシンで改善するつもりだ。

また、ドライバーのパフォーマンスという点では、ペレスも特に予選でのパフォーマンスを向上させる必要がある。2023年は予想よりも低いグリッドからスタートしたことで、日曜日に余分な仕事をしなければならないことが多かった。

【関連記事】

Similar Posts