アルピーヌのテクニカルディレクターと空力責任者がチームを離脱

アルピーヌのテクニカルディレクターのマット・ハーマンと空力責任者であるディルク・デ・ビアがチームを去り、アルピーヌはテクニカル面での再編成を発表した。

バーレーンGPではエステバン・オコンとピエール・ガスリーが最後尾グリッドからスタートし、両ドライバーともニューコンセプトのA524でポイントを獲得できなかった。

この発表は、2023年にチーム代表のオトマー・サフナウアー、スポーツディレクターのアラン・パーメイン、チーフテクニカルオフィサーのパット・フライ、CEOのローラン・ロッシが相次いで離脱し、ブルーノ・ファミンが今年初めにフルタイムのチーム代表に就任したことに伴うものだ。

ハーマンとデ・ビアが去った後、アルピーヌはテクニカルディレクター3人体制に移行し、ジョー・バーネルがエンジニアリング担当テクニカルディレクター、デイビッド・ウィーターが空力担当テクニカルディレクター、そしてシアロン・ピルビームがパフォーマンス担当テクニカルディレクターとなる。

アルピーヌは、この変更は「FIAフォーミュラ1世界選手権で不本意な結果が続き、チームは2022年選手権の4位から2023年選手権の6位に転落し、グリッド上位を目指すという野望の中でいくつかの重要な目標を逃した」ことによるものだという。

「パフォーマンス・レベルという点で、われわれが望むところにも必要なところにも到達していないことがはっきりとわかったので、このような組織変更を行うことにした。」とブルーノ・ファミンは語った。

「それぞれが異なる分野を専門とする3人のテクニカルディレクターからなる新しい3本柱構造は、我々の技術部門全体により良い仕事と協力をもたらし、ファクトリーからレーストラックまでパフォーマンスを提供することに貢献するだろう。」

「ジョー、デイビッド、シアロンの3人が緊密に協力し、チームに必要なパフォーマンスと改善をもたらしてくれることを全面的に信頼している。最後に、マットとディルクには、ここ数年のチームでの努力に感謝し、彼らのキャリアの次の章での成功を祈りたい。」

アルピーヌは開幕戦を終えてコンストラクターズランキングの最下位に沈んでおり、キック・ザウバー、ハース、RB、ウィリアムズとともに開幕戦で得点を挙げられなかった5チームのうちのひとつである。

【関連記事】

Similar Posts